間瀬堰堤とは
間瀬堰堤は、埼玉県本庄市児玉町小平の間瀬川に昭和12年(1937年)に築かれた重力式コンクリート造の農業用ダムで、平成12年(2000年)10月18日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「まぜえんてい」。
文化庁の記録では、重力式コンクリート造堰堤、堤長126メートル、堤高28メートルで、取水塔と護岸堤防が付く。登録番号は11-0026、所有者は美児沢用水土地改良区である。
登録有形文化財としての価値
間瀬堰堤は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録された。文化庁の解説は、大正8年(1919年)から昭和13年(1938年)にかけて造られた児玉用水の中心的な施設としている。
農林水産省関東農政局は、間瀬堰堤を東日本に残る最古の農業用重力式ダムと紹介している。高さは27.5メートル、延長は126メートルとしている。
見どころ
堰堤の脇には取水塔が立ち、その上に木造2階建の上屋が載る(文化庁)。コンクリートの堤体の上に木造の小屋が建つ取り合わせが、この堰堤の顔になっている。
堤体の中に放水路を設け、洪水吐の導流部は中央から水を越流させる形式をとる。天端の高欄はコンクリートで木を模した擬木でつくられている(文化庁)。設計は高堀育三である。
見学について
間瀬堰堤は現役の農業用ダムで、施設内部の公開についての案内は見当たらない。堰堤の上や周りの散策については、現地の掲示に従いたい。
所在地は本庄市児玉町小平地内。成り立ちと、下流の管理橋については、グループページ「間瀬堰堤」にまとめている。
Q&A
- 間瀬堰堤はいつ造られましたか?
- 文化庁の記録では昭和12年(1937年)です。埼玉県は昭和5年(1930年)から8年かけて築造されたと紹介しています。
- 間瀬堰堤の大きさは?
- 文化庁の記録では堤長126メートル、堤高28メートルです。農林水産省関東農政局は高さを27.5メートルとしています。
- 間瀬堰堤は何のために造られましたか?
- 児玉用水の貯水池をつくるためで、間瀬川を堰き止めてできた貯水池が間瀬湖です(文化庁・関東農政局)。
- 間瀬堰堤を設計したのは誰ですか?
- 高堀育三です(文化庁)。
- 間瀬堰堤が登録有形文化財になったのはいつですか?
- 平成12年(2000年)10月18日です。同じ日に下流の管理橋も登録されました。
基本情報
| 名称 | 間瀬堰堤(まぜえんてい) |
|---|---|
| 所在地 | 埼玉県本庄市児玉町小平地内 |
| 指定区分 | 登録有形文化財(建造物) |
| 指定年 | 平成12年(2000年)10月18日登録 |
| 員数 | 1基 |
| 寸法 | 重力式コンクリート造堰堤、堤長126メートル、堤高28メートル、取水塔・護岸堤防付 |
| 所有者 | 美児沢用水土地改良区 |
| 公開状況 | 現役の農業用ダム(施設内部の公開情報なし) |
参考文献
- 間瀬堰堤(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00001902
- 神流川沿岸地域のみどころ(農林水産省関東農政局)
- https://www.maff.go.jp/kanto/nouson/sekkei/kokuei/kanna/chiiki/02.html
- 桜の間瀬堰堤と花桃と水仙の丘(埼玉県北部地域振興センター本庄事務所)
- https://www.pref.saitama.lg.jp/b0111/tiikimeguri/kodamasatoyamagenkitaivol3.html
最終更新日: 2026.10.14