奥伊吹ふるさと伝承館とは

奥伊吹ふるさと伝承館は、滋賀県米原市甲津原の伊吹山北方、姉川上流の集落に建つ江戸時代後期(1751~1829年)の茅葺の民家で、平成15年(2003年)1月31日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「おくいぶきふるさとでんしょうかん」。

文化庁の記録では、木造平屋建、茅葺、建築面積98平方メートル。登録番号は25-0203、所有者は甲津原区である。

大火を免れた民家

文化庁によれば、この民家は天保7年(1836年)の大火に焼け残ったとされる。旧所有者の竹中家から町が寄付を受け、移築修理をして民俗資料館として活用している。

甲津原交流センターは、集落では江戸時代後期の三十数年の間に4回の大火があったが、この家は災火を免れた貴重な農家住居だとしている。米原市によれば、失われつつある集落特有の歴史や民俗文化を後世に伝えるため、地元の甲津原区が資料館として運営している。

登録有形文化財としての価値

奥伊吹ふるさと伝承館は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録された。文化庁の解説は、伊吹山北方の姉川上流部にある入母屋造、茅葺の妻入民家としている。

見どころ

文化庁によれば、ダイドコ(台所)では、この地方に今も残る能が演じられたと伝えられる。米原市は、ダイドコの板の間が縦張りになっていること、甲津原の氏神である天満神社に能面が保存されていることを紹介している。

甲津原交流センターによれば、館内では昔作られていた麻織物などを展示している。

見学について

米原市の案内(2017年更新)では、開館日は土曜日、日曜日、祝日で、開館時間は午前10時から午後3時、入館は無料である。一方、甲津原交流センターは開館日・時間を不定期としているため、訪れる前に問い合わせたい。

所在地は米原市甲津原(甲津原交流センターによれば甲津原897)。問い合わせ先は米原市生涯学習課(文化財保存活用担当、電話0749-53-5154)。

Q&A

Q奥伊吹ふるさと伝承館はいつ建てられましたか?
A文化庁の記録では江戸時代後期(1751~1829年)です。
Q奥伊吹ふるさと伝承館の建物の特徴は?
A入母屋造、茅葺の妻入の民家で、天保7年(1836年)の大火に焼け残ったとされます(文化庁)。
Q奥伊吹ふるさと伝承館で能が演じられたのですか?
Aダイドコで、この地方に今も残る能が演じられたと伝えられています(文化庁・米原市)。
Q奥伊吹ふるさと伝承館は見学できますか?
A甲津原区が資料館として運営しています。米原市は土日祝の10時~15時・無料と案内していますが、開館は不定期とする案内もあるため事前に確認してください。
Q奥伊吹ふるさと伝承館が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成15年(2003年)1月31日です。

基本情報

名称奥伊吹ふるさと伝承館(おくいぶきふるさとでんしょうかん)
所在地滋賀県米原市甲津原
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成15年(2003年)1月31日登録
員数1棟
寸法木造平屋建、茅葺、建築面積98平方メートル
所有者甲津原区
公開状況民俗資料館として公開(開館日は要確認、入館無料)

参考文献

奥伊吹ふるさと伝承館(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00003107
奥伊吹ふるさと伝承館(米原市)
https://www.city.maibara.lg.jp/soshiki/kyoiku/rekishi/shiryokan/2839.html
奥伊吹ふるさと伝承館(甲津原交流センター)
https://kozuhara.com/aboutmore/densyoukan/

最終更新日: 2026.10.14