新宮神社表門とは

新宮神社表門は、滋賀県甲賀市甲南町新治の新宮神社の参道に建つ茅葺の門で、墨書から文明17年(1485年)の建立とわかる室町時代後期の建築であり、大正13年(1924年)4月15日に国の重要文化財に指定された。読みは「しんぐうじんじゃおもてもん」(文化庁、日本遺産ポータルサイト)。

文化庁の記録では、三間一戸楼門(二階を欠く)、寄棟造、茅葺。所有者は新宮神社である。日本遺産「忍びの里 伊賀・甲賀」の構成文化財の一つでもある(日本遺産ポータルサイト)。

杣庄の有力社と甲賀衆

日本遺産ポータルサイトによれば、新宮神社は「杣三社」と呼ばれた中世の杣庄の有力な神社の一つである。付近には新宮城など甲賀郡中惣遺跡群に含まれる中世の城館跡が複数あり、周辺の甲賀衆の活動の中心であったことがうかがえる。

びわこビジターズビューローによれば、JR甲南駅の南にある古社で、参道の奥に表門、本殿、拝殿、神楽殿などが立つ。

重要文化財としての価値

日本遺産ポータルサイトによれば、新宮神社表門は柱の上部をつなぐ頭貫の先端の木鼻彫刻や、中央柱間の蟇股の彫刻にこの時代の特徴がよく表れ、建立時から大きな改造を受けずに伝えられてきた貴重な建物である。

見どころ

甲賀市観光まちづくり協会によれば、地元では「新治の楼門」の名で親しまれている。本来は2層の楼門となるはずが、何らかの事情で上層の工事が中断されたものと考えられている。文化庁の記録も「二階を欠く」楼門とする。

新宮神社表門は昭和35年(1960年)に解体修理、昭和61年(1986年)に屋根の葺き替えを受けた。平成31年(2019年)の保存修理で茅葺屋根を葺き替え、壁の白漆喰を塗り直して、建立当時に劣らぬ姿によみがえった(日本遺産ポータルサイト)。表門へ向かう道沿いは季節になると桜並木となる(甲賀市観光まちづくり協会)。

参拝について

新宮神社表門は甲賀市甲南町新治にあり、拝観に予約は不要(びわこビジターズビューロー)。JR草津線甲南駅から車で約4分、新名神高速道路甲南インターチェンジから車ですぐで、付近に2台ほど駐車できる(びわこビジターズビューロー、甲賀市観光まちづくり協会)。

問い合わせは甲賀市観光まちづくり協会(0748-60-2690)。

Q&A

Q新宮神社表門はいつ建てられましたか?
A墨書から文明17年(1485年)の建立とわかります(日本遺産ポータルサイト)。
Qどんな形式の門ですか?
A三間一戸の楼門ですが二階を欠き、屋根は寄棟造の茅葺です(文化庁)。
Qなぜ二階がないのですか?
A何らかの事情で上層の工事が中断されたものと考えられています(甲賀市観光まちづくり協会)。
Q最近修理されましたか?
A平成31年(2019年)に茅葺屋根の葺き替えと白漆喰の塗り直しを終えました(日本遺産ポータルサイト)。
Q新宮神社表門が重要文化財に指定されたのはいつですか?
A大正13年(1924年)4月15日です。

基本情報

名称新宮神社表門(しんぐうじんじゃおもてもん)
所在地滋賀県甲賀市甲南町新治
指定区分重要文化財(建造物)
指定年大正13年(1924年)4月15日指定
員数1棟
寸法三間一戸楼門(二階を欠く)、寄棟造、茅葺
所有者新宮神社
公開状況外観を拝観可、予約不要

参考文献

新宮神社表門(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/1470
【甲賀市】構成文化財・新宮神社表門の保存修理事業完了について(日本遺産ポータルサイト)
https://japan-heritage.bunka.go.jp/ja/news/848/
新宮神社表門(甲賀市観光まちづくり協会)
https://koka-kanko.org/see/shingujinjya/
新宮神社表門(びわこビジターズビューロー)
https://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/192/

最終更新日: 2026.10.11