白鬚神社本殿とは

白鬚神社本殿は、滋賀県高島市鵜川の琵琶湖畔に鎮座する白鬚神社の本殿で、慶長8年(1603年)に建てられた桃山時代の入母屋造の社殿であり、昭和13年(1938年)7月4日に国の重要文化財に指定された。読みは「しらひげじんじゃほんでん」(文化庁)。

文化庁の記録では、桁行三間、梁間三間、一重、入母屋造、向拝一間、檜皮葺。所有者は白鬚神社である。白鬚神社は日本遺産「琵琶湖とその水辺景観」の構成文化財でもある(日本遺産ポータルサイト)。

近江最古の社と秀頼の造営

びわこビジターズビューローによれば、白鬚神社は約2000年前の創建と伝え、近江最古の社といわれる。祭神は猿田彦命で、延命長寿の神として「白鬚さん」「明神さん」の名で親しまれ、湖中に朱塗りの大鳥居が立つことから「近江の厳島」とも呼ばれる。

白鬚神社本殿を含む現在の社殿は、豊臣秀吉の遺命により、その子秀頼が片桐且元を奉行として造営したものである(びわこビジターズビューロー、高島市観光協会)。

重要文化財としての価値

白鬚神社本殿は昭和13年に重要文化財に指定された。慶長8年の建築で、豊臣家が造営した桃山時代の社殿として今に伝わる(文化庁、びわこビジターズビューロー)。

見どころ

びわこビジターズビューローによれば、白鬚神社本殿は正方形の明快な平面をもつ。明治時代に拝殿を再建した際に本殿とつなげたため、現在のような複雑な屋根の形になっている。

国道161号をはさんで湖中に大鳥居が立ち、沖島を背景にした眺めが美しい。境内には与謝野鉄幹・晶子の歌碑や松尾芭蕉の句碑がある(日本遺産ポータルサイト)。9月5・6日の例大祭には、数え2歳の子に名を授ける「なるこまいり」の神事が行われる(高島市観光協会)。

参拝について

白鬚神社本殿の建つ白鬚神社は高島市鵜川215にある。高島市観光協会によれば、JR近江高島駅から約3キロメートルで、徒歩約40分、または予約乗合タクシー鵜川線で「白鬚神社前」下車。

神社前の国道161号の横断は非常に危険なため、湖中の鳥居を撮影する際は社務所前の展望台「藍湖白鬚台」を利用するよう呼びかけられている(高島市観光協会)。問い合わせは白鬚神社(0740-36-1555)。

Q&A

Q白鬚神社本殿はいつ建てられましたか?
A慶長8年(1603年)です(文化庁)。
Q誰が造営しましたか?
A豊臣秀吉の遺命により、秀頼が片桐且元を奉行として造営しました(びわこビジターズビューロー)。
Q屋根が複雑なのはなぜですか?
A明治時代に拝殿を再建した際、本殿とつなげたためです(びわこビジターズビューロー)。
Q湖中の鳥居はどこから見ればよいですか?
A国道の横断は危険なため、社務所前の展望台「藍湖白鬚台」から見るよう案内されています(高島市観光協会)。
Q白鬚神社本殿が重要文化財に指定されたのはいつですか?
A昭和13年(1938年)7月4日です。

基本情報

名称白鬚神社本殿(しらひげじんじゃほんでん)
所在地滋賀県高島市鵜川215
指定区分重要文化財(建造物)
指定年昭和13年(1938年)7月4日指定
員数1棟
寸法桁行三間、梁間三間、一重、入母屋造、向拝一間、檜皮葺
所有者白鬚神社
公開状況境内で拝観可、国道横断禁止

参考文献

白鬚神社本殿(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/1532
白鬚神社(びわこビジターズビューロー)
https://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/390/
白鬚神社(高島市観光協会)
https://takashima-kanko.jp/spot/2018/06/post_89.html
白鬚神社(日本遺産ポータルサイト)
https://japan-heritage.bunka.go.jp/ja/culturalproperties/result/114/

最終更新日: 2026.10.11