美保神社本殿とは

美保神社本殿は、島根県松江市美保関町美保関にある文化10年(1813年)の二棟の大社造を連結した本殿で、昭和57年(1982年)2月16日に国の重要文化財に指定された(文化庁)。読みは「みほじんじゃほんでん」。

二つの屋根が並ぶ美保神社本殿
二つの屋根が並ぶ美保神社本殿by Monado / CC BY-SA 3.0 / Wikimedia Commons

文化庁の記録では、比翼大社造、檜皮葺で、附として棟札18枚があわせて指定されている。指定番号は02127である。

二棟をつないだ比翼大社造

美保神社本殿は、『出雲国風土記』や『延喜式』にみえる古社の本殿である(文化庁)。前室付きの大社造の二棟を相の間で連結し、正面全体に階隠の庇を設けた、比翼大社造の特異な形式をもつ。

観光庁の解説によれば、本殿は1813年の建立で、大御前に三穂津姫、二御前に恵比寿を祀る。千木の先端の切り方が神の性別を表し、恵比寿の殿は垂直に、三穂津姫の殿は水平に切られている。観光庁の解説によれば、祭神は漁業と商売の神の恵比寿(事代主)と三穂津姫で、毎年12月3日の諸手船神事と4月7日の青柴垣神事では、国譲りの神話の場面が港で再現される。

重要文化財としての価値

文化庁は、この地方に分布する同じ形式の遺構のうち、もっとも規模が大きく建立年代も古く、大社造の変形として重要な位置を占めるとしている。

見どころ

二棟の大社造を相の間でつないだ形と、正面全体に設けた階隠の庇が見どころである(文化庁)。千木の切り方の違いにも注目したい(観光庁)。

見学について

美保神社が所有する(文化庁)。参拝の時間について、公的な案内は確認できなかった。本殿と拝殿は美保神社のページにまとめている。

Q&A

Q美保神社本殿はいつ建てられましたか?
A文化10年(1813年)です(文化庁)。
Qどんな形式ですか?
A大社造の二棟を相の間でつないだ比翼大社造です(文化庁)。
Q祀られているのは?
A恵比寿(事代主)と三穂津姫です(観光庁)。
Q附として指定されているものは?
A棟札18枚です(文化庁)。
Q美保神社本殿が重要文化財に指定されたのはいつですか?
A昭和57年(1982年)2月16日です(文化庁)。

基本情報

名称美保神社本殿(みほじんじゃほんでん)
所在地島根県松江市美保関町美保関608
指定区分重要文化財(建造物)
指定年昭和57年(1982年)2月16日指定
員数1棟(附 棟札18枚)
寸法比翼大社造、檜皮葺
所有者美保神社
公開状況参拝の公的な案内なし

参考文献

美保神社本殿(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/102/2968
港町・美保関(観光庁 地域観光資源の多言語解説文データベース)
https://www.mlit.go.jp/tagengo-db/common/001557747.pdf

最終更新日: 2026.10.23