青木家住宅門とは

青木家住宅門は、徳島県美馬市美馬町にある大正4年(1915年)建築の木造の四脚門で、平成10年(1998年)に国の登録有形文化財に登録された。読みは「あおきけじゅうたくもん」。主屋の北、道路に面して建つ。

屋根は瓦葺で、門の左右には塀が取り付く。四脚門は、門の扉を吊る2本の本柱の前後に控えの柱を2本ずつ立て、計4本の控柱で屋根を支える形式である。青木家住宅門は、青木家住宅の北側の道路から見える建物のなかで、屋敷の顔にあたる位置にある。

青木家住宅門の登録と本来の役割

青木家住宅門は平成10年(1998年)10月9日に登録された。登録番号は36-0015、登録基準は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」である。

文化庁の解説によると、青木家住宅門は本来、庭を通って主屋の座敷へ通じる裏側の門にあたる。日常の出入りのための門ではなく、庭越しに座敷へ向かうための門だったということになる。

裏側の門でありながら、青木家住宅門は道路に面した屋敷の表情をつくる役も担う。文化庁は、意匠に工夫をこらして屋敷構えを整えている点を評価している。

青木家住宅門の見どころ:表と裏で違う屋根

青木家住宅門のいちばんの見どころは屋根の葺き分けである。道路側の屋根だけを本瓦葺とし、庭側は桟瓦葺とする。

本瓦葺は、平らな平瓦と半円筒形の丸瓦を交互に重ねる葺き方で、屋根面に丸瓦の筋が縦に並び、重厚に見える。桟瓦葺は平瓦と丸瓦を一体にした瓦で葺くため、屋根面は軽く平らに見える。人目に触れる道路側だけを格式の高い葺き方にした、表と裏の使い分けである。

門の位置にも工夫がある。青木家住宅門は左右の塀の線からわずかに庭側へ下がって建つ。塀と同じ線に門を並べず、少し引くことで門の前に余地が生まれ、道路から見たときに門が独立した建物として際立つ。

青木家住宅門を見学するには

青木家住宅門は北側の道路に面しているため、外観は道路から見られる。本瓦葺の屋根の筋や、塀から一歩下がった門の位置は、道路側からがいちばん分かりやすい。

庭側の桟瓦葺を確かめるには、敷地の中から門を振り返る必要がある。青木家住宅は美馬市の施設で、内部の見学や利用は美馬市教育委員会の地域学習推進課への事前の問い合わせが必要になる。青木家住宅門の扉が通行に開かれているかどうかの案内は見当たらない(2026年10月1日確認)。

Q&A

Q青木家住宅門はどんな門ですか。
A青木家住宅門は大正4年(1915年)建築の木造の四脚門で、屋根は瓦葺です。左右に塀が取り付き、主屋の北側で道路に面して建っています。
Q青木家住宅門は屋敷の正門ですか。
A文化庁の解説によると、青木家住宅門は本来、庭を通って主屋の座敷へ通じる裏側の門にあたります。それでも道路に面しているため、屋敷構えを整える意匠が施されています。
Q青木家住宅門の屋根にはどんな特徴がありますか。
A青木家住宅門は道路側の屋根だけを本瓦葺とし、庭側は桟瓦葺としています。人目に触れる道路側を重厚な葺き方にした使い分けが見どころです。
Q青木家住宅門は外から見られますか。
A青木家住宅門は北側の道路に面しており、道路側の外観は外から見られます。庭側の屋根を見るには敷地に入る必要があり、美馬市教育委員会の地域学習推進課へ事前に問い合わせることになります。
Q青木家住宅門はいつ登録有形文化財になりましたか。
A青木家住宅門は平成10年(1998年)10月9日に登録有形文化財に登録されました。登録番号は36-0015です。

基本情報

名称青木家住宅門
所在地徳島県美馬市美馬町字宮前225
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成10年(1998年)登録
員数1棟
寸法木造四脚門、瓦葺
所有者美馬市
公開状況道路側の外観は見られる。敷地内は事前の問い合わせが必要

参考文献

国指定文化財等データベース(文化庁)青木家住宅門
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00000912
文化遺産オンライン 青木家住宅門
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/166222
美馬市観光サイト 青木家住宅(あおきけじゅうたく)〔国登録有形文化財〕
https://www.city.mima.lg.jp/kanko/map/list/4050.html
美馬市観光サイト 青木家住宅
https://www.city.mima.lg.jp/kanko/map/list/11530.html

最終更新日: 2026.10.01