大樹寺とは:市場城跡の東の山腹に建つ曹洞宗の寺

大樹寺(だいじゅじ)は、鳥取県八頭郡八頭町福地にある曹洞宗の寺院で、境内の本堂、開山堂、僧堂、鐘楼の4棟が令和6年(2024年)8月15日に登録有形文化財に登録された。

文化庁によると、市場城跡の東方の山腹にある寺院である。所有者は宗教法人大樹寺。

八頭町によると、中国地方で唯一の曹洞宗の専門僧堂を備えた寺で、境内には町指定文化財の宝篋印塔と、推定樹齢400年以上のウラクツバキがある。

大樹寺の歩み

八頭町によると、大樹寺は市場城の家老、安藤義光の菩提寺として、城から上方の山腹に建てられた。天正年間(1580年)の豊臣秀吉による鳥取城攻めの際に、城とともに戦火で焼失した。

その後、1655年に現在の場所へ再建された。八頭町観光協会は、鳥取池田藩ゆかりの寺と紹介しており、八頭町によると開山堂の入口の引き戸には鳥取藩主ゆかりの家紋が彫られている。

現在の堂舎は大正時代から昭和30年代にかけて整えられた。登録された4棟のうち、本堂が最も古い。

境内の配置

文化庁によると、本堂は境内の中央に西を向いて建つ。本堂の背面に渡廊で開山堂がつながり、本堂の北東には僧堂、南西には鐘楼が建つ。

本堂を中心に、背後の開山堂、北東の僧堂、南西の鐘楼が囲む配置である。文化庁は、それぞれの建物が伽藍の歴史的景観を形づくっていると評価している。

八頭町観光協会によると、境内のウラクツバキ(有楽椿)は樹高8.7メートル、幹回り1.85メートル、枝張り10.5メートルの大椿で、花は例年11月末頃から4月上旬頃まで咲く。八頭町によると、春には鐘楼とウラクツバキが美しい景観をつくる。

大樹寺への行き方

鳥取県観光連盟によると、所在地は八頭町福地408で、JR鳥取駅から車で約20分。鳥取市観光協会は、鳥取自動車道河原インターチェンジから約30分、JR東郡家駅から車で約20分としており、無料の駐車場がある。

拝観の条件についての公的な案内は確認できなかった。問い合わせは大樹寺(0858-74-0854)または八頭町観光協会へ。

参考文献

文化庁 国指定文化財等データベース「大樹寺本堂」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00015083
文化庁 国指定文化財等データベース「大樹寺開山堂」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00015084
文化庁 国指定文化財等データベース「大樹寺僧堂」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00015085
文化庁 国指定文化財等データベース「大樹寺鐘楼」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00015086
八頭町「大樹寺が国登録有形文化財に登録されました」
https://www.town.yazu.tottori.jp/site/news/11535.html
八頭町観光協会「大樹寺の有楽椿」
https://yazukanko.jp/info/2022/02/21/%E5%A4%A7%E6%A8%B9%E5%AF%BA%E3%81%AE%E6%9C%89%E6%A5%BD%E6%A4%BF/
鳥取県観光連盟「大樹寺のウラクツバキ」
https://www.tottori-guide.jp/tourism/tour/view/986
鳥取市観光協会「大樹寺」
https://www.torican.jp/spot/detail_1388.html

最終更新日: 2026.09.28

基本情報

名称大樹寺
所在地鳥取県八頭郡八頭町福地408
所有者宗教法人大樹寺
指定登録有形文化財 4件
座標35.41232, 134.32930