旧内山家住宅茶室夜雨廰とは

旧内山家住宅茶室夜雨廰は、富山県富山市宮尾903にある明治12年(1879年)建築の木造平屋建の茶室で、平成10年(1998年)に国の登録有形文化財に登録された。読みは「きゅううちやまけじゅうたくちゃしつやうちょう」。

旧内山家住宅茶室夜雨廰は土蔵の南に接続して建ち、建築面積は25㎡。もとは書斎として建てられ、明治末年に茶室へ改められた。

書斎から茶室へ

旧内山家住宅茶室夜雨廰は「再現することが容易でないもの」として登録有形文化財になった。文化庁が注目するのは、茶室としては珍しい開放的なつくりである。

隣の土蔵と対照的に、広い開口部を設けている。小さな躙口や窓で光を絞る一般的な茶室とは違い、もとが書斎だったことが造りに表れていると文化庁は見ている。富山県文化振興財団によれば、書斎を茶室に改めて「夜雨廰」と名付けたのは12代外川である。

色壁の室内と侘びた趣

旧内山家住宅茶室夜雨廰の室内では、色壁を使った意匠が見どころとされる。壁の色で空間の印象をつくる手法である。

財団は、書院風の面影を残した質素で侘びた茶室と紹介している。書斎として過ごした明るさと、茶室としての静けさが一つの部屋に同居している。

旧内山家住宅茶室夜雨廰の見どころと見学

旧内山家住宅茶室夜雨廰は土蔵の南端に取り付いているので、土蔵の閉じた壁と茶室の開いた壁を並べて眺めると、文化庁のいう対照がよく分かる。

内部に入れるかは公式の案内で確認できなかったので、受付で尋ねてほしい。開館日と見学料は旧内山家住宅(富山市)のページにまとめてある。撮影の可否は公式の案内が見つからなかったため(2026年9月確認)、受付で確かめてほしい。

Q&A

Q旧内山家住宅茶室夜雨廰はいつ建てられましたか?
A明治12年(1879年)に書斎として建てられ、明治末年に茶室へ改修されました。
Q旧内山家住宅茶室夜雨廰の名前は誰が付けましたか?
A富山県文化振興財団によると、書斎を茶室に改めた12代内山外川が「夜雨廰」と名付けました。
Q旧内山家住宅茶室夜雨廰が登録有形文化財になった理由は何ですか?
A茶室としては珍しい広い開口部をもつ開放的なつくりと、色壁を使った室内意匠が評価され、平成10年(1998年)に「再現することが容易でないもの」として登録されました。
Q旧内山家住宅茶室夜雨廰はどこにありますか?
A主屋の東にある土蔵の南に接続して建っています。
Q旧内山家住宅茶室夜雨廰の大きさは?
A木造平屋建、瓦葺で、建築面積は25㎡です。

基本情報

名称旧内山家住宅茶室夜雨廰
所在地富山県富山市宮尾903
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成10年(1998年)登録
員数1棟
寸法建築面積25㎡(木造平屋建)
所有者富山県
公開状況屋敷内で見学可(豪農の館 内山邸として有料公開)

参考文献

国指定文化財等データベース(文化庁)旧内山家住宅茶室夜雨廰
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00000568
文化遺産オンライン 旧内山家住宅茶室夜雨廰
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/136338
富山県民会館分館 豪農の館 内山邸(富山県文化振興財団)みどころ
https://www.bunka-toyama.jp/uchiyama/lookup/index.html

最終更新日: 2026.09.30