旧内山家住宅井戸上屋とは
旧内山家住宅井戸上屋は、富山県富山市宮尾903にある明治末建築の井戸の覆い屋で、平成10年(1998年)に国の登録有形文化財に登録された。読みは「きゅううちやまけじゅうたくいどうわや」。
旧内山家住宅井戸上屋は主屋の北方、人力車おき場などの棟とにわ(作業場)との間にある井戸に屋根を架けた、あずまや風の建物である。木造平屋建の瓦葺で、建築面積は12㎡。
珍しい意匠と形
旧内山家住宅井戸上屋は「再現することが容易でないもの」として登録有形文化財になった。文化庁は、珍しい意匠と形をもつ建物と評価している。
井戸を覆うだけなら柱4本で足りる。それをあえて手の込んだ造りにしたところに、裏の作業空間の建物にまで意匠を求めた内山家の姿勢がうかがえる。
12本の柱と大斗形の柱頭
旧内山家住宅井戸上屋は、四隅にそれぞれ3本ずつ柱を立てている。合わせて12本の柱が屋根を支える構成は、小さな建物としては異例である。
柱の頭は、寺社建築で柱の上に置く大きな斗(ます)のような形に削り出している。屋根の頂部の飾りにも工夫が凝らされ、あずまやのような軽やかな姿をつくっている。
旧内山家住宅井戸上屋の見どころと見学
旧内山家住宅井戸上屋では、まず隅の3本組の柱を数え、その上の柱頭の形を近くで見たい。少し離れて屋根の頂部を見上げると、飾りの工夫も分かる。周りの人力車おき場やにわ(作業場)と合わせて、裏の暮らしの場を思い描いてみるとよい。
開館日と見学料は旧内山家住宅(富山市)のページにまとめてある。撮影の可否は公式の案内が見つからなかったため(2026年9月確認)、受付で確かめてほしい。
Q&A
- 旧内山家住宅井戸上屋はいつ建てられましたか?
- 文化庁のデータベースでは明治末の建築です。
- 旧内山家住宅井戸上屋はどのような建物ですか?
- 井戸に屋根を架けたあずまや風の建物で、木造平屋建、瓦葺、建築面積は12㎡です。
- 旧内山家住宅井戸上屋の柱の特徴は?
- 四隅に3本ずつ、計12本の柱を立て、柱の頭を大斗のような形に削り出しています。
- 旧内山家住宅井戸上屋が登録有形文化財になった理由は何ですか?
- 珍しい意匠と形をもつことから、平成10年(1998年)に「再現することが容易でないもの」として登録されました。
- 旧内山家住宅井戸上屋はどこにありますか?
- 主屋の北方、人力車おき場などの棟とにわ(作業場)の間にあります。
基本情報
| 名称 | 旧内山家住宅井戸上屋 |
|---|---|
| 所在地 | 富山県富山市宮尾903 |
| 指定区分 | 登録有形文化財(建造物) |
| 指定年 | 平成10年(1998年)登録 |
| 員数 | 1棟 |
| 寸法 | 建築面積12㎡(木造平屋建) |
| 所有者 | 富山県 |
| 公開状況 | 屋敷内で外観を見学可(豪農の館 内山邸として有料公開) |
参考文献
- 国指定文化財等データベース(文化庁)旧内山家住宅井戸上屋
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00000579
- 文化遺産オンライン 旧内山家住宅井戸上屋
- https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/191579
最終更新日: 2026.09.30