旧内山家住宅塀中門とは

旧内山家住宅塀中門は、富山県富山市宮尾903にある明治中期建築の石造の門と塀で、平成10年(1998年)に国の登録有形文化財に登録された。読みは「きゅううちやまけじゅうたくへいちゅうもん」。

旧内山家住宅塀中門は主屋の西側にあり、客用の便所に接続する折れ曲がりの塀に開かれている。この塀と門が、座敷側の庭と前庭とを区切っている。

石でつくった特異な門口

旧内山家住宅塀中門は「再現することが容易でないもの」として登録有形文化財になった。文化庁が注目するのは、その門口の形である。

石の柱の上に石の笠木をのせただけの簡略な門口に、木戸を入れている。木造の門が並ぶ屋敷のなかで、柱も笠木も石という構えは異色で、文化庁は特異な意匠と表現している。

積み方を変えた石の塀

旧内山家住宅塀中門に付く塀は、腰の高さまでを自然石で積み、その上を切石積みとする。下は不揃いな石の表情を生かし、上は整えた石で端正に仕上げる、二段構えの石積みである。

前庭から座敷の庭へ入る客は、この門口をくぐることになる。客用の便所に接続していることからも、塀中門が客を迎える動線の一部として造られたことがうかがえる。

旧内山家住宅塀中門の見どころと見学

旧内山家住宅塀中門では、石の柱と笠木の組み方、木戸の納まりを近くで見たい。塀の自然石と切石の境目がどの高さにあるかにも注目すると、石積みの工夫が分かる。

開館日と見学料は旧内山家住宅(富山市)のページにまとめてある。撮影の可否は公式の案内が見つからなかったため(2026年9月確認)、受付で確かめてほしい。

Q&A

Q旧内山家住宅塀中門はいつ造られましたか?
A文化庁のデータベースでは明治中期の建築です。
Q旧内山家住宅塀中門はどのような門ですか?
A石の柱に石の笠木をのせた簡略な門口に木戸を入れた、石造の門です。折れ曲がりの塀が付いています。
Q旧内山家住宅塀中門が登録有形文化財になった理由は何ですか?
A石造の門口に木戸を入れた特異な意匠が評価され、平成10年(1998年)に「再現することが容易でないもの」として登録されました。
Q旧内山家住宅塀中門の塀はどのように積まれていますか?
A腰の高さまで自然石を積み、その上を切石積みとしています。
Q旧内山家住宅塀中門はどこにありますか?
A主屋の西にある客用便所に接続する塀に開かれ、座敷側の庭と前庭を区切っています。

基本情報

名称旧内山家住宅塀中門
所在地富山県富山市宮尾903
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成10年(1998年)登録
員数1棟
寸法石造、塀付属
所有者富山県
公開状況公開(豪農の館 内山邸として有料公開)

参考文献

国指定文化財等データベース(文化庁)旧内山家住宅塀中門
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00000575
文化遺産オンライン 旧内山家住宅塀中門
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/211483

最終更新日: 2026.09.30