近岡家住宅主屋とは

近岡家住宅主屋は、山形県最上郡金山町の市街地から北西の農村に建つ江戸時代末期(1830~1868年)の農家の主屋で、令和4年(2022年)10月31日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「ちかおかけじゅうたくおもや」。

文化庁の記録では、木造平屋一部2階建、鉄板葺、建築面積311平方メートルで、昭和初期と昭和45年(1970年)に改修されている。登録番号は06-0208である。

中門造の農家

文化庁によれば、主屋は南面する大規模な中門造で、西に7室を並べ、東に馬屋の中門を突き出し、南面の西寄りに式台を設ける。山形県は、中門造を母屋から中門(おもに馬屋)を突き出したL字形の平面をもつ形式と説明している。

屋根はかつて茅葺だった(文化庁)。山形県によれば、昭和中期に中門に2階の座敷を、座敷側に式台玄関を設け、広縁の正面側を窓とするなど、住まいとして発展させてきた。

登録有形文化財としての価値

近岡家住宅主屋は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録された。文化庁の解説は、山形県北部の中門造民家の発展を示す建物としている。

見どころ

文化庁によれば、南面側の通りに三本溝の鴨居を留めており、古い形式を残している。

山形県は、正面に消雪池を設けた雪国らしい構えを挙げている。L字形に突き出した中門と、雪に備えた屋敷の構えがこの家の特徴である。

見学について

近岡家住宅主屋は個人の住宅で、一般公開の案内は見当たらない。外から見る場合も、住む人の生活の妨げにならないよう配慮したい。

所在地は金山町大字飛森字谷口493。

Q&A

Q近岡家住宅主屋はいつ建てられましたか?
A江戸時代末期で、昭和初期と昭和45年(1970年)に改修されています(文化庁)。
Q中門造とは何ですか?
A母屋から中門(おもに馬屋)を突き出したL字形の平面をもつ民家の形式です(山形県)。
Q近岡家住宅主屋の特徴は?
A南面する大規模な中門造で、西に7室を並べ、東に馬屋の中門を突き出します。正面には消雪池があります(文化庁・山形県)。
Q近岡家住宅主屋は見学できますか?
A個人の住宅で、一般公開の案内は見当たりません。
Q近岡家住宅主屋が登録有形文化財になったのはいつですか?
A令和4年(2022年)10月31日です。

基本情報

名称近岡家住宅主屋(ちかおかけじゅうたくおもや)
所在地山形県最上郡金山町大字飛森字谷口493
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年令和4年(2022年)10月31日登録
員数1棟
寸法木造平屋一部2階建、鉄板葺、建築面積311平方メートル
所有者個人
公開状況個人の住宅(一般公開の案内なし)

参考文献

近岡家住宅主屋(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00014315
旧松岡家住宅主屋ほか4件及び近岡家住宅主屋1件(山形県)
https://www.pref.yamagata.jp/documents/19483/touroku.pdf

最終更新日: 2026.10.14