旧農林省積雪地方農村経済調査所庁舎とは:積雪を考慮した急勾配の屋根とドーマー窓の庁舎

旧農林省積雪地方農村経済調査所庁舎(きゅうのうりんしょうせきせつちほうのうそんけいざいちょうさしょちょうしゃ)は、山形県新庄市石川町にある昭和12年(1937年)建設の木造2階建ての旧研究所庁舎で、平成26年(2014年)4月25日に登録有形文化財に登録された。

文化庁の記録では、鉄板葺、建築面積356平方メートルで、昭和14年(1939年)に改修、平成5年(1993年)に移築されている。所有者は新庄市である。

文化庁は、戦前の大蔵省営繕管財局による設計作品として希少な遺構としている。

旧農林省積雪地方農村経済調査所庁舎の構造

文化庁の解説によると、敷地内に東を向いて建つ。平面は片廊下式で、桁行36メートルと長い。屋根は積雪を考慮した急勾配の切妻造とし、鉄板を葺いてドーマー窓を並べる。

外壁は下見板張りで、正面中央に切妻の玄関ポーチを設ける。

旧農林省積雪地方農村経済調査所庁舎の見どころ

新庄市によると、新庄市に置かれた農林省積雪地方農村経済調査所(雪調、雪害研究所)は、最上地方の人々と協力して雪国の暮らしの実態を調査し、農工商の指導や育成を行うとともに、雪国のための政策づくりに寄与した。昭和58年(1983年)に閉鎖され、資料館として新庄市に移管された。

急勾配の屋根に並ぶドーマー窓に、雪国のための研究所らしい姿が表れている。

旧農林省積雪地方農村経済調査所庁舎の見学方法

新庄市によると、雪の里情報館は雪調の建物の一部を復元し、雪調の報告書や収集資料など雪国に関係する資料約4万点を収蔵している。ライブラリーや展示室を備える。

問い合わせは雪の里情報館(0233-22-7891)へ。

Q&A

Q旧農林省積雪地方農村経済調査所庁舎はいつ建てられたのですか?
A昭和12年(1937年)に建てられ、平成5年(1993年)に移築されました。
Q建物の特徴は?
A積雪を考慮した急勾配の切妻屋根にドーマー窓を並べた、片廊下式の長い庁舎です。
Q雪調とは何ですか?
A新庄市によると、雪国の暮らしを調査し、人々の指導や政策づくりに寄与した農林省の研究所です。
Q建物を設計したのは?
A文化庁によると、戦前の大蔵省営繕管財局です。
Q現在はどう使われていますか?
A新庄市の雪の里情報館として、雪国に関する資料を収蔵しています。

基本情報

名称旧農林省積雪地方農村経済調査所庁舎(きゅうのうりんしょうせきせつちほうのうそんけいざいちょうさしょちょうしゃ)
所在地山形県新庄市石川町4-13他
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成26年(2014年)4月25日登録
員数1棟
寸法木造2階建、鉄板葺、建築面積356平方メートル
所有者新庄市
公開状況雪の里情報館として公開

参考文献

文化庁 国指定文化財等データベース「旧農林省積雪地方農村経済調査所庁舎」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00009884
文化遺産オンライン「旧農林省積雪地方農村経済調査所庁舎」
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/232311
新庄市「雪の里情報館」
https://www.city.shinjo.yamagata.jp/s026/030/20150302134045.html

最終更新日: 2026.09.28