山王くらぶとは

山王くらぶは、山形県酒田市日吉町2丁目にある明治28年(1895年)建築の木造2階一部平屋建の旧料亭で、平成15年(2003年)1月31日に国の登録有形文化財(建造物)となった。読みは「さんのうくらぶ」。現在は酒田の料亭文化や歴史を紹介する観光施設として公開されている(文化庁、酒田市)。

文化庁の記録では、木造2階一部平屋建、瓦葺、建築面積603平方メートル。登録番号は06-0052で、所有者は酒田市である。日本遺産「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~」の構成文化財でもある(日本遺産ポータルサイト)。

北前船の町の料亭

日本遺産ポータルサイトによれば、山王くらぶは北前船の船主や商人たちが利用した料亭である。酒田観光物産協会は、本市で一、二の格式を誇った老舗料亭にふさわしく、各部屋の組子建具や床の間に銘木をふんだんに使った優れた意匠をもつと紹介している。

文化庁によれば、地元で名棟梁として知られた佐藤泰太良の作品で、手の込んだ上質で丁寧なつくりである。館内では北前船で栄えた酒田の歴史や、ゆかりの文人墨客を部屋ごとのテーマで展示し、日本三大つるし飾りの一つ「酒田傘福」を常設展示している(酒田市)。

登録有形文化財としての価値

山王くらぶは「造形の規範となっているもの」として登録された。文化庁の解説は、名棟梁佐藤泰太良による手の込んだ上質かつ丁寧なつくりの和風建築と評価している。

見どころ

山王くらぶは道路側の西面を凝った意匠で軽快にまとめ、東西に細長い雁行状の形で敷地の奥へ延びる。奥には土蔵造の座敷や数寄屋造の茶室などをつなげている(文化庁)。

部屋ごとに異なる組子建具や床の間の銘木使いが見どころで(酒田観光物産協会)、庭を眺められる甘味処や、地元の民工芸品を扱う売店もある(酒田市)。

見学について

山王くらぶの公式案内によれば、開館は9時から17時(入館受付は16時30分まで)。3月から11月は無休、12月から2月は毎週火曜日と年末年始(12月29日から1月3日)が休館。入館料は一般1,000円、高校生240円、小・中学生140円で、入口左側の物販エリアは無料(酒田観光物産協会)。

所在地は酒田市日吉町2丁目2-25で、酒田駅からタクシーで約10分、庄内交通バス「中町」下車。専用駐車場がある。問い合わせは0234-22-0146(山王くらぶ)。

Q&A

Q山王くらぶはいつ建てられましたか?
A明治28年(1895年)です(文化庁、酒田観光物産協会)。
Q山王くらぶはどんな人々が利用しましたか?
A北前船の船主や商人たちが利用した料亭でした(日本遺産ポータルサイト)。
Q山王くらぶを建てたのは誰ですか?
A地元で名棟梁として知られた佐藤泰太良です(文化庁)。
Q山王くらぶでは何が見られますか?
A酒田の歴史や文人墨客の展示、日本三大つるし飾りの一つ「酒田傘福」の常設展示などです(酒田市)。
Q山王くらぶが登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成15年(2003年)1月31日です。

基本情報

名称山王くらぶ(さんのうくらぶ)
所在地山形県酒田市日吉町2丁目2-25
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成15年(2003年)1月31日登録
員数1棟
寸法木造2階一部平屋建、瓦葺、建築面積603平方メートル
所有者酒田市
公開状況9時から17時開館、冬季は火曜休館、一般1,000円

参考文献

山王くらぶ(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00003053
山王くらぶ(酒田市)
https://www.city.sakata.lg.jp/bunka/bunkazai/bunkazaishisetsu/sannou_club.html
山王くらぶ(日本遺産ポータルサイト)
https://japan-heritage.bunka.go.jp/ja/culturalproperties/result/2656/
山王くらぶ(酒田観光物産協会)
https://sakata-kankou.com/spot/30130
ご利用案内(山王くらぶ)
https://sannoukurabu.info/riyou/

最終更新日: 2026.10.11