正法寺川北沢第十五号石堰堤の概要

正法寺川北沢第十五号石堰堤は、山形県天童市大字下荻野戸の正法寺川北沢に大正13年(1924年)に築かれた石造の砂防堰堤で、平成17年(2005年)に登録有形文化財(建造物)に登録された。

正法寺川北沢第十五号石堰堤は第十四号石堰堤の約170メートル下流にある。堤長47メートル、堤高5.0メートルの谷積の重力式練積堰堤で、上下流とも法勾配を2分とする。すぐ下流には北沢鉄線蛇籠水制工が続く。

登録の理由と価値

文化庁と山形県の解説は、正法寺川北沢第十五号石堰堤の特徴を川幅に合わせて袖を長くとった点に置き、大正期に建設された正法寺川の砂防堰堤の中では規模が大きいとしている。堤高5.0メートルは、北沢の登録堰堤の中で最も高い。

谷が開けてきた地点で川幅いっぱいに堤体を渡すため、中央の水通しから両岸へ長い袖を伸ばしている。登録基準は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」。山形県は正法寺川の代表的な施設の一つにこの堰堤を挙げている。

見どころ

正法寺川北沢第十五号石堰堤は、下流側から全体を見渡したい。中央の水通しから左右へ伸びる袖の長さが、上流の堰堤とは明らかに違う。

谷積の目地が斜めに交差する面が47メートルにわたって続く。斜めから光が当たる時間帯には、石の凹凸が浮き出て網目模様がくっきり見える。

見学方法

正法寺川北沢第十五号石堰堤は屋外の河川施設で、入場料や公開時間の定めはない。堤体の正面は下流側の岸から見るのがよく、天端の上を歩いたり、増水時に沢へ下りたりはしないこと。上流の第十四号石堰堤とは約170メートル離れ、すぐ下流に北沢鉄線蛇籠水制工がある。

谷への行き方と見学時の注意は、正法寺川砂防施設のページにまとめてある。

Q&A

Q正法寺川北沢第十五号石堰堤はどこにありますか?
A山形県天童市大字下荻野戸を流れる正法寺川の北沢にあります。第十四号石堰堤の約170メートル下流に位置します。
Q正法寺川北沢第十五号石堰堤はいつ、何のために築かれのですか?
A大正13年(1924年)、正法寺川砂防工事の第1期工事の一環として築かれました。大正2年(1913年)の大洪水を受けて、山形県が下流への土砂の流出を防ぐために進めた工事です。
Q正法寺川北沢第十五号石堰堤は正法寺川で最も大きい堰堤ですか?
A文化庁と山形県は、正法寺川北沢第十五号石堰堤を大正期に建設された正法寺川砂防堰堤の中では規模が大きいものとしています。堤高5.0メートルは北沢の登録堰堤で最も高い値ですが、堤長では北沢第十六号石堰堤の48メートルがわずかに上回ります。
Q正法寺川北沢第十五号石堰堤は近くで見られますか?
A屋外の河川施設なので入場料や公開時間の定めはなく、岸から眺められます。堤体の正面は下流側の岸から見るのがよく、天端の上を歩いたり、増水時に沢へ下りたりはしないこと。
Q正法寺川北沢第十五号石堰堤はいつ登録有形文化財になったのですか?
A平成17年(2005年)7月12日に登録有形文化財(建造物)に登録されました。登録基準は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」です。

基本情報

名称正法寺川北沢第十五号石堰堤
所在地山形県天童市大字下荻野戸
指定区分登録有形文化財(建造物)、登録番号06-0073
指定年平成17年(2005年)7月12日登録
員数1基
寸法堤長47メートル、堤高5.0メートル
所有者山形県
公開状況屋外の河川施設。入場料・公開時間の定めなし

参考文献

国指定文化財等データベース(文化庁)「正法寺川北沢第十五号石堰堤」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00004864
山形県「登録有形文化財登録 正法寺川(しょうほうじがわ)砂防施設」(PDF)
https://www.pref.yamagata.jp/documents/4123/syohozigawa.pdf

最終更新日: 2026.09.24