本坊域の背後に南面する楼造の堂

身延山久遠寺本地堂は、山梨県南巨摩郡身延町身延の身延山久遠寺で、本坊域の背後に南を向いて建つ嘉永5年(1852年)の堂で、平成30年(2018年)5月10日に国の登録有形文化財に登録された。読みは「ほんちどう」である。

文化庁の記録では木造平屋建、銅板葺、建築面積16平方メートルで、平成24年(2012年)に改修された。登録された27棟のうち、江戸時代にさかのぼる数少ない建物の一つである。

上下二段の三手先

平面は正方形で、縁を高く持ち上げた楼造とする。正面中央に蔀戸を、側面中央に引違いの格子戸を入れる。

擬宝珠高欄の付いた縁は、三手先の組物で受ける。上の軒も尾垂木付の三手先とし、二軒繁垂木の深い軒をつくる。小さな堂に、組物を二段にわたって用いた手の込んだ構成である。

屋根は宝形造で、頂に宝珠を載せる。文化庁は、均整の取れた外観で細部も充実していると評している。

見どころと見学

身延山久遠寺本地堂は、正面の南側から見ると、中央の蔀戸を軸に左右がそろった姿がつかみやすい。縁の下と軒下、二か所の三手先を見比べたい。

堂内を公開しているという案内は、公式サイトに見当たらない。屋外からの撮影は自由である。参拝時間と境内への行き方は身延山久遠寺のページにまとめてある。

Q&A

Q身延山久遠寺本地堂の読み方は。
A「みのぶさんくおんじほんちどう」と読みます。
Q身延山久遠寺本地堂はどこにありますか。
A身延山久遠寺の本坊域の背後に、南を向いて建っています。
Q身延山久遠寺本地堂はいつ建てられましたか。
A嘉永5年(1852年)の建築で、平成24年(2012年)に改修されています。
Q身延山久遠寺本地堂の屋根はどんな形ですか。
A宝形造の銅板葺で、頂部に宝珠を載せています。
Q身延山久遠寺本地堂はいつ登録有形文化財になりましたか。
A平成30年(2018年)5月10日に登録されました。

基本データ

名称身延山久遠寺本地堂(みのぶさんくおんじほんちどう)
所在地山梨県南巨摩郡身延町身延3567
指定区分国登録有形文化財(建造物)
指定年平成30年(2018年)5月10日登録
員数1棟
寸法木造平屋建、銅板葺、建築面積16平方メートル
所有者宗教法人身延山久遠寺
公開状況外観のみ見学可(境内拝観無料・屋外撮影可)

参考文献

国指定文化財等データベース(文化庁)— 身延山久遠寺本地堂
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00012353
身延山久遠寺 公式サイト — 境内案内
https://www.kuonji.jp/precincts/
身延山久遠寺 公式サイト — よくある質問
https://www.kuonji.jp/faq/

最終更新日: 2026.10.01