鳳来寺仁王門とは

鳳来寺仁王門は、愛知県新城市門谷の鳳来寺の表参道に建つ慶安4年(1651年)の楼門で、昭和28年(1953年)11月14日に国の重要文化財に指定された。読みは「ほうらいじにおうもん」。文化庁の記録では、三間一戸の楼門で入母屋造、屋根はもと檜皮葺で現在は銅板葺である。

新城市によれば、徳川3代将軍家光の寄進によって建てられた門で、両側に大きな仁王像が立つ。俗に山門といい、楼門とも呼ばれる。表参道の2丁目に位置し、麓から1425段とされる石段の参道の途中にある(新城市・愛知県)。

重要文化財としての価値

鳳来寺仁王門の価値は、将軍家光の寄進という由緒が年代とともに明らかな、江戸時代前期の本格的な楼門である点にある。新城市は、三間一戸・入母屋造の重層楼門で、蟇股や斗栱の制に天竺様の繰形が見られると説明している。

鳳来寺は、愛知県によれば約1300年前に利修仙人が開いたと伝わる鳳来寺山の中腹にある古刹である。山全体が国の名勝・天然記念物に指定された自然のなかで、参道に建つ朱塗りの仁王門は、霊山の入口を示す建物となっている。

見どころ

蟇股の彫刻に注目したい。新城市によれば、正面の蟇股には「竹に虎」、裏面には「牡丹に唐獅子」、東面には「波に犀」、西面には「雲に麒麟」が彫られている。門の四方を巡って、それぞれの図柄を確かめたい。

門は朱塗りの欅材で造られ、2階には勾欄がめぐる(新城市)。昭和63年度(1988年度)に大修理が行われ、両脇の仁王像一対もこのとき修理された。

参拝について

仁王門は鳳来寺の表参道の途中にあり、参拝は無料である(愛知県)。石段の参道を歩いて訪ねる。車の場合は鳳来寺山パークウェイ駐車場(普通車1日550円、繁忙期1,100円)が利用できる。

JR飯田線本長篠駅から豊鉄バス田口新城線で「鳳来寺」バス停下車。車では新東名高速道路新城ICから約20分(愛知県)。問い合わせは鳳来寺(電話0536-35-1004)。所在地は新城市門谷字鳳来寺1。

Q&A

Q鳳来寺仁王門はいつ建てられましたか?
A慶安4年(1651年)に、徳川3代将軍家光の寄進によって建てられました。
Q鳳来寺仁王門が重要文化財に指定されたのはいつですか?
A昭和28年(1953年)11月14日に指定されました。
Q鳳来寺仁王門の形式は?
A三間一戸の楼門で入母屋造です。屋根はもと檜皮葺で、現在は銅板葺です。
Q仁王門の蟇股には何が彫られていますか?
A正面に竹に虎、裏面に牡丹に唐獅子、東面に波に犀、西面に雲に麒麟が彫られています。
Q鳳来寺仁王門へはどう行けばよいですか?
AJR飯田線本長篠駅から豊鉄バスで「鳳来寺」下車、石段の表参道を歩きます。車は鳳来寺山パークウェイ駐車場が利用できます。

基本情報

名称鳳来寺仁王門(ほうらいじにおうもん)
所在地愛知県新城市門谷字鳳来寺1(鳳来寺)
指定区分重要文化財(建造物)
指定年昭和28年(1953年)11月14日指定
員数1棟
寸法三間一戸楼門、入母屋造、銅板葺(元檜皮葺)
所有者鳳来寺
公開状況参道で見学可(参拝無料)

参考文献

鳳来寺仁王門(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/1291
鳳来寺仁王門(新城市)
https://www.city.shinshiro.lg.jp/kanko/minzokugeino/niomon.html
鳳来寺山・鳳来寺(愛知県観光サイト Aichi Now)
https://aichinow.pref.aichi.jp/spots/detail/50/

最終更新日: 2026.10.04