中村公園記念館とは

中村公園記念館は、愛知県名古屋市中村区中村町の中村公園に明治43年(1910年)に建てられた迎賓館で、平成29年(2017年)6月28日に国の登録有形文化財に登録された。読みは「なかむらこうえんきねんかん」、登録番号は23-0480である。

文化庁の記録では、木造平屋建、瓦葺で、建築面積は160平方メートル。大正期から平成28年(2016年)までに数度改修されている。名古屋市によれば、加藤清正の没後300年を記念して愛知県が建て、同年に皇太子(のちの大正天皇)が中村公園に立ち寄った際に迎賓館として使われた。

登録の理由と価値

中村公園記念館は平成29年(2017年)に「造形の規範となっているもの」として登録された。文化庁の解説によれば、L字型平面の木造平屋建で、正面中央に唐破風造の車寄を張り出し、四周に下屋をめぐらす。西側には和室3室を並べ、吟味された良材を用い、座敷飾りを備え、天井の高い空間とともに迎賓館としての風格を今に伝える。

名古屋市は、格式ある書院造の建物で唐破風の玄関に特徴があり、明治期の公共木造建築物として希少性も高いと評価している。昭和29年から42年(1954〜1967年)は結婚式場、その後は集会所として使われ、平成27年度(2015年度)の耐震改修を経て、再び集会所として市民に利用されている。

見どころ

正面中央の唐破風造の車寄に注目したい。迎賓館として皇太子を迎えた建物の顔である。

西側の和室3室は、良材を用い、座敷飾りを備えた天井の高い空間である(文化庁)。名古屋市は、平成25年(2013年)にこの建物を認定地域建造物資産に認定している。

利用について

中村公園によれば、中村公園記念館は有料の公園施設で、事前の申し込みにより利用できる。行政や公園の利用が優先されるため、空き状況は電話で問い合わせる。利用の申し込み、交通、問い合わせ先は中村公園のページにまとめてある。

Q&A

Q中村公園記念館はいつ建てられましたか?
A明治43年(1910年)に愛知県が加藤清正の没後300年を記念して建てました。
Q中村公園記念館が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成29年(2017年)6月28日に登録されました。登録番号は23-0480です。
Q中村公園記念館はどのように使われてきましたか?
A皇太子(のちの大正天皇)の迎賓館として使われ、その後結婚式場や集会所として市民に使われてきました。
Q中村公園記念館の特徴は?
AL字型平面の書院造で、正面中央に唐破風造の車寄を張り出しています。
Q中村公園記念館は利用できますか?
A有料の公園施設で、事前の申し込みにより利用できます。空き状況は電話で問い合わせます。

基本情報

名称中村公園記念館(なかむらこうえんきねんかん)
所在地愛知県名古屋市中村区中村町字高畑(中村公園内)
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成29年(2017年)6月28日登録(登録番号23-0480)
員数1棟
寸法木造平屋建、瓦葺、建築面積160平方メートル
所有者名古屋市
公開状況有料公園施設(事前申し込み)

参考文献

中村公園記念館(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00011710
中村公園記念館(名古屋市 認定地域建造物資産)
https://www.city.nagoya.jp/kankou/rekishi/1017268/1017271/1017326.html
施設案内(中村公園)
https://www.nakamura-park.com/facility/index.html

最終更新日: 2026.10.05