全国の登録有形文化財
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下今井諏訪神社八坂社は嘉永4年(1851年)建立の一間社流造の本殿で、大正4年の合祀で北耕地から松本市今井の現在地へ移された。3棟で最小ながら外陣を広くとり、向拝欄間に龍の丸彫、頭貫に潰れた渦の絵様を刻む。
常徳院門は長野県長野市元善町にある明治時代初期の薬医門形式の表門で、登録有形文化財。敷地の東辺中央に街路に面して開き、切妻造・桟瓦葺、間口8尺で、木鼻に造った男梁や脇塀の潜戸を備えた、寺院の門である。
證蓮寺山門は長野市松代町松代の證蓮寺にある江戸時代中期(1661〜1751年)の四脚門で、登録有形文化財。明治19年(1886年)頃に移され、黒塗りの軸部に桟唐戸を吊り、藩主霊屋の表門に似た風格をもつ。
證蓮寺聖徳太子堂は長野市松代町松代の證蓮寺にある大正元年(1912年)の切妻造・妻入の堂で、登録有形文化財。境内の南側に北面して建ち、妻壁の唐草や堂内の雲龍・瑞獣の鏝絵で内外を飾り、大火後に市民の浄財で再建された。
證蓮寺鐘楼は長野市松代町松代の證蓮寺にある大正元年(1912年)頃の鐘楼で、登録有形文化財。境内南西隅の高い亀甲積の基壇に建つ方1間の吹放ちで、軒を二軒の繁垂木とし、柱上に三斗、柱間に蟇股を置き、通りからも望める。
證蓮寺本堂は長野市松代町松代、松代城下の南東部の寺町にある明治20年(1887年)の真宗寺院の本堂で、登録有形文化財。正面に向拝を付け、外陣に絵様虹梁を架けて結界を表し、棟の短い寄棟造の屋根に松代の寺院本堂の特徴的な外観をみせる。
白髯神社拝殿は長野県長野市鬼無里日影にある明治11年(1878年)の木造の拝殿で、登録有形文化財。重要文化財の本殿の東に建ち、入母屋造の正面に軒唐破風付きの向拝と千鳥破風を重ねた華やかな外観をもっている。
長野市の信州大学教育学部構内に建つ明治28年(1895年)の旧長野県庁書籍庫。イギリス積の煉瓦造2階建で、明治41年の県庁火災を免れ、師範学校の蔵書を収めた。2017年に修復され同窓会赤煉瓦館として使われている。
上田市の信州大学上田キャンパスに建つ昭和4年(1929年)の旧上田蚕糸専門学校講堂。下見板張の木造2階建で、文部省の設計。玄関の三角に張り出す窓と桑・繭・蛾の意匠が特徴で、今も卒業式や学会の会場に使われている。
上田市の信州大学上田キャンパスの正門北脇に建つ大正元年(1912年)の旧上田蚕糸専門学校門衛詰所。両角を隅切りした半八角形の正面をもつ木造平屋建で、学内で二度移築され、今も現役の警務員室として使われている。
上田市の信州大学上田キャンパスに残る旧上田蚕糸専門学校の貯繭庫。明治末期の煉瓦造2階建で、柱形と鉄扉の窓、1階の欠円アーチと2階のフラットアーチが特徴。2010年に資料館となり草創期の資料を展示する。
巣山家住宅主屋は長野県塩尻市木曽平沢にある昭和8年(1933年)の平入・2階建の主屋で、登録有形文化財。代々漆器製造に携わった家の住まいで、出桁で2階を通りへ持ち出し、両端に袖壁を立てる伝統的な正面を保つ。
巣山家住宅西土蔵は長野県塩尻市木曽平沢にある土蔵造2階建の蔵で、登録有形文化財。棟木に明治32年(1899年)上棟の墨書が残り、昭和初期に移築された。カミノクラと呼ばれた穀物蔵で、腰は海鼠壁、上部の漆喰に上塗りをしない。
巣山家住宅東土蔵は長野県塩尻市木曽平沢にある昭和7年(1932年)の土蔵造2階建の蔵で、登録有形文化財。シモノクラと呼ばれ什器を納めた。腰を海鼠壁、上部を白漆喰とした丁寧なつくりで、西土蔵と一続きの屋根を架ける。
諏訪湖ホテル迎賓館は長野県諏訪市湖岸通りの片倉館の南隣に建つ昭和3年(1928年)の木造2階建の洋館で、登録有形文化財。寄棟造・桟瓦葺の外観をスパニッシュ風にまとめ、1階を洋室、2階を和室とし、イタリア産大理石や台湾檜を用いる。
セイコーエプソン創業記念館(旧大和工業事務所)は長野県諏訪市大和の諏訪湖東岸に建つ昭和20年(1945年)の木造2階建の事務所で、登録有形文化財。時計部品製造会社の旧事務所で、下見板張に連窓を連ね、諏訪の時計製造の基点となった洋風事務所。
長野市吉田の北国街道沿いに建つ善敬寺本堂は、元文元年(1736年)建築の真宗大谷派の本堂。建築面積621㎡、内外陣の円柱と広縁・落縁、外陣の鏡天井に描かれた龍が評価され、2025年に登録有形文化財となった。
善光寺本堂の南東に建つ鐘楼は嘉永6年(1853年)の再建。南無阿弥陀仏の六字にちなむ六本柱で、大正15年に檜皮葺へ改めた。寛文7年の梵鐘は毎日10時から16時の正時に鳴る。2020年に登録有形文化財。
善光寺参道の入口に立つ仁王門は大正7年(1918年)にケヤキで再建された三間一戸八脚門。高さ約14m、正背面に軒唐破風を付け、高村光雲・米原雲海作の仁王像を左右逆の配置で納める。2020年に登録有形文化財となった。
長野県上田市の前山寺庫裏は、文政13年(1830年)に再建された切妻造平入桟瓦葺の庫裏。建ちの高い妻面に梁と束を三段に重ねた骨組みを見せ、東の土間には太い梁組が残る。令和6年(2024年)に登録有形文化財に登録。