湯浅家住宅新座敷とは
湯浅家住宅新座敷は、福井県大飯郡高浜町宮崎の湯浅家住宅で主屋の北西に接続する昭和8年(1933年)建築の座敷棟で、令和7年(2025年)3月13日に登録有形文化財に登録された。木造平屋建の瓦葺で、建築面積は138平方メートル。昭和10年代(1935〜1944年)に増築されている。
湯浅家住宅で登録された4棟のうち、湯浅家住宅新座敷だけが「造形の規範となっているもの」の基準で登録された。登録番号は18-0258である。文化庁の解説は細部まで凝ったつくりの上質な近代和風建築と評し、福井県も良い材料を選んで使っている点を挙げている。
式台玄関と3室の続き間
湯浅家住宅新座敷は、屋根を入母屋造の桟瓦葺とし、東西に棟を通した平屋である。北西の側には浴室と便所を延ばしている。
内部は廊下を境に東西に分かれる。廊下の東には式台を備えた玄関と応接室を置き、西には3室が続く続き間の座敷を配する。玄関・応接室・座敷を一つの棟にまとめた構成は、客を迎える場としての性格をうかがわせる。
福井県の解説によれば、座敷は天井が高く、開放的なつくりになっている。
床の間を構えた洋風の応接間
湯浅家住宅新座敷でもっとも目を引くのは応接間である。文化庁の解説によると、応接間は全体を洋風の意匠でまとめながら、北面にだけは床の間を構えている。福井県はこの部屋を和洋折衷の意匠と紹介している。
洋風にしつらえた部屋に、和室の要素である床の間を一つだけ組み込む。和と洋のどちらかに寄せきらないこの取り合わせが、湯浅家住宅新座敷の応接間の見どころである。
湯浅家住宅新座敷の見学
湯浅家住宅新座敷は個人が所有する住まいの一部で、内部の公開は確認できなかった。応接間や座敷を見られる機会があるかどうかも、案内は見当たらない。
湯浅家住宅新座敷は主屋の奥、敷地の北西部に建つため、通りからどこまで見えるかは確かめられていない。敷地には立ち入らず、撮影をする場合は公道からにとどめたい。
Q&A
- 湯浅家住宅新座敷はいつ建てられましたか?
- 昭和8年(1933年)に主屋の北西へ建てられ、昭和10年代(1935〜1944年)に増築されました。
- 湯浅家住宅新座敷はなぜ登録有形文化財になったのですか?
- 細部まで凝ったつくりの上質な近代和風建築として、「造形の規範となっているもの」の基準で令和7年(2025年)3月13日に登録されました。
- 湯浅家住宅新座敷の応接間にはどんな特徴がありますか?
- 全体を洋風の意匠でまとめながら、北面に床の間を構えた和洋折衷の部屋です。
- 湯浅家住宅新座敷の中はどんな間取りですか?
- 廊下の東に式台玄関と応接室、西に3室の続き間座敷があり、北西に浴室と便所を延ばしています。
- 湯浅家住宅新座敷の内部は見学できますか?
- 個人の住まいの一部で、内部の公開は確認できません。敷地には立ち入らないでください。
基本情報
| 名称 | 湯浅家住宅新座敷 |
|---|---|
| 所在地 | 福井県大飯郡高浜町宮崎45字西宮崎10 |
| 指定区分 | 登録有形文化財(建造物) |
| 指定年 | 令和7年(2025年)3月13日登録 |
| 員数 | 1棟 |
| 寸法 | 木造平屋建、瓦葺、建築面積138㎡ |
| 所有者 | 個人 |
| 公開状況 | 内部非公開(個人の住まい)。通りからの見え方は未確認 |
参考文献
- 国指定文化財等データベース 湯浅家住宅新座敷(文化庁)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00015306
- 文化遺産オンライン 湯浅家住宅新座敷
- https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/616170
- 福井の文化財 湯浅家住宅新座敷(福井県教育庁生涯学習・文化財課)
- https://bunkazai.pref.fukui.lg.jp/search_category/content?detail_id=984-0
最終更新日: 2026.10.02