日本基督教団島村教会教会堂とは
日本基督教団島村教会教会堂は、群馬県伊勢崎市境島村にある木造の小さな教会堂で、明治30年(1897年)に建てられ、平成20年(2008年)に国の登録有形文化財に登録された。文化庁は「田園風景の中に建つ木造の小教会堂」と解説している。
構造は木造平屋一部2階建、瓦葺、建築面積86平方メートル。北側の平屋部分に礼拝堂があり、南側を2階建てとする。昭和25年(1950年)に増築を受けている。伊勢崎市によれば、この年に2階建ての集会室が建てられ、昭和34年(1959年)には礼拝堂北正面の講壇が拡張された。
日本基督教団島村教会教会堂の造り
日本基督教団島村教会教会堂は平成20年(2008年)4月18日に登録された。登録番号は10-0257である。
屋根は桟瓦葺で、北の平屋部を切妻造、南の2階部を半切妻造(妻の上部だけを斜めに落とした形)とする。1つの建物に2種類の屋根が組み合わさり、南北で輪郭が変わる。
外壁は下見板張で、2階部分だけを漆喰塗とする。東面の南寄りに切妻屋根の玄関が付き、この玄関部の簡素なハーフチンバー風の意匠が特徴だと文化庁は述べる。柱や梁の木部を外に見せ、その間を白く塗り込めた、英国の木骨造を思わせる構えである。
小屋組はキングポスト・トラス(真束小屋組)で、中央の束で棟木を支える洋式の架構である。明治中期の農村で、信徒たちが洋風の教会堂をどう組み上げたかを示している。
日本基督教団島村教会教会堂の見どころ
外から見るなら、東側に回って玄関を正面にとらえたい。切妻屋根の玄関と、その木部の格子が白い壁に浮かぶ様子が、この教会堂の顔になっている。
次に南北の違いを見る。北の平屋は切妻の素直な輪郭で、南の2階部分は半切妻の屋根を載せ、2階の外壁だけが漆喰の白になる。下見板と漆喰の切り替えが、増築の履歴と重なっているかどうかを想像しながら見ると面白い。
周囲に高い建物がないので、田畑越しに教会堂の全体が見渡せる。
日本基督教団島村教会教会堂の見学条件
外観は随時見学できる。内部の見学は団体の場合のみ、予約をすれば可能とされ、問い合わせ先は伊勢崎市文化財保護課である。日曜日の礼拝の時間は教会に確かめたい。
敷地には保育園が併設されているので、道路から見学し、撮影もそこからにとどめたい。行き方と周辺の歩き方は、日本基督教団島村教会のグループページにまとめてある。
Q&A
- 日本基督教団島村教会教会堂はいつ建てられましたか?
- 明治30年(1897年)に建てられました。昭和25年(1950年)に2階建ての集会室が増築されています。
- 日本基督教団島村教会教会堂の建築の特徴は?
- 北の平屋部を切妻造、南の2階部を半切妻造とする瓦葺の屋根、下見板張と漆喰塗の外壁、キングポスト・トラスの小屋組、簡素なハーフチンバー風の玄関です。
- 日本基督教団島村教会教会堂はいつ登録有形文化財になりましたか?
- 平成20年(2008年)4月18日に、島村めぐみ保育園の本館・別館とともに登録されました。
- 日本基督教団島村教会教会堂の中は見学できますか?
- 団体の場合のみ、予約をすれば内部を見学できるとされています。問い合わせ先は伊勢崎市文化財保護課です。
- 日本基督教団島村教会教会堂はどこから見るとよいですか?
- 東側から見ると、切妻屋根の玄関とハーフチンバー風の意匠が正面にとらえられます。
基本情報
| 名称 | 日本基督教団島村教会教会堂 |
|---|---|
| 所在地 | 群馬県伊勢崎市境島村2509-2 |
| 指定区分 | 登録有形文化財(建造物) |
| 指定年 | 平成20年(2008年)4月18日登録 |
| 員数 | 1棟 |
| 寸法 | 建築面積86㎡(木造平屋一部2階建、瓦葺) |
| 所有者 | 宗教法人日本基督教団島村教会 |
| 公開状況 | 外観は随時見学可。内部は団体のみ予約制 |
参考文献
- 国指定文化財等データベース(文化庁)日本基督教団島村教会教会堂
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00007002
- 日本基督教団島村教会教会堂・島村めぐみ保育園本館(伊勢崎市)
- https://www.city.isesaki.lg.jp/soshiki/kyoikubu/hogo/bunkazaihogo/shitei/toroku/2793.html
- プラン3 田島弥平旧宅をめぐる(伊勢崎市観光物産協会)
- https://isesaki-kankou.com/access/tour_plan_index/tour_plan03/
最終更新日: 2026.09.24