時報塔とは

時報塔は、広島県東広島市志和町志和堀の地区の中央に建つ、大正11年(1922年)に建てられた高さ7.8メートルの鉄筋コンクリート造の鐘楼で、平成9年(1997年)9月3日に国の登録有形文化財(建造物)となった。読みは「じほうとう」。地元では「覚醒の鐘」や「鐘撞堂」の名で親しまれている(文化庁、東広島市、広島県観光連盟)。

文化庁の記録では、鉄筋コンクリート造、高さ7.8メートルで、登録番号は34-0011、所有者は東広島市である。

アメリカから贈られた鐘

東広島市によれば、大正11年、旧志和堀村の在郷軍人会が時間励行を主唱していると聞いた同村出身のアメリカ在住者15人が、アメリカ製の鐘を贈った。この鐘を吊るすために村で建てたのが時報塔である。

時報塔の上部の木造部分は昭和17年(1942年)頃に改造され、鐘の上にサイレンが取り付けられた。建築から100年を超えた今も、サイレンで時を告げる塔として機能している(文化庁、東広島市)。

登録有形文化財としての価値

時報塔は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録された。文化庁の解説は、在郷軍人会が定時励行を目的に建てた塔状の鐘楼で、今も時を告げる塔として広く親しまれていると評価している。

見どころ

文化庁によれば、上部を木造とするほかはコンクリート造で、壁面に凹凸をつけて石造風に仕上げる。東広島市は、石造風の壁面とアールデコ風の装飾に味わいがあると紹介している。

広島県観光連盟によれば、時報塔は切石積みの基壇の上に建ち、2階部分に取り付けられたサイレンが地域に時を知らせている。

見学について

時報塔は東広島市志和町志和堀字二ノ平3324-7にあり、屋外から見学できる。広島県観光連盟によれば、山陽自動車道志和インターチェンジから車で約15分、JR八本松駅から志和循環線バスで約25分の「志和堀」バス停下車、徒歩約5分。

問い合わせは東広島市生涯学習部文化課文化財係。

Q&A

Q時報塔はいつ建てられましたか?
A大正11年(1922年)です(文化庁、東広島市)。
Q鐘はどこから来ましたか?
A志和堀村出身のアメリカ在住者15人がアメリカ製の鐘を贈りました(東広島市)。
Q今も時を告げていますか?
A昭和17年(1942年)頃に取り付けられたサイレンで今も時を告げています(文化庁、東広島市)。
Q時報塔の高さは?
A7.8メートルです(文化庁)。
Q時報塔が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成9年(1997年)9月3日です。

基本情報

名称時報塔(じほうとう)
所在地広島県東広島市志和町志和堀字二ノ平3324-7
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成9年(1997年)9月3日登録
員数1基
寸法鉄筋コンクリート造、高さ7.8メートル
所有者東広島市
公開状況屋外から見学可

参考文献

時報塔(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00000313
時報塔(東広島市)
https://www.city.higashihiroshima.lg.jp/soshiki/kyoikuiinkaishogaigakushu/3/11/bunkazai/town/shiwa/39713.html
時報塔(Dive! Hiroshima 広島県観光連盟)
https://dive-hiroshima.com/explore/1197/

最終更新日: 2026.10.11