小林酒造一番蔵とは

小林酒造一番蔵は、北海道夕張郡栗山町錦にある明治33年(1900年)建築・大正7年(1918年)増築の煉瓦造の酒蔵で、平成18年(2006年)10月18日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「こばやししゅぞういちばんぐら」。

文化庁の記録では、煉瓦造平屋建、鉄板葺で、建築面積は473平方メートル。登録番号は01-0081である。

敷地の中央に東西に延びる蔵

小林酒造一番蔵は、敷地の中央に東西棟で建つ。桁行26間、梁間6間の規模で、切妻造の屋根を鉄板で葺く(文化庁)。文化庁はこれを酒造所で最大の蔵としている。

出入口は東西の妻に1箇所ずつ、北の側面に4箇所あり、北に並ぶ二番蔵から製麹室までの蔵と行き来しやすい向きに開く。屋根を支える小屋組は、中央に真束を立てる洋式のキングポストトラスである(文化庁)。

登録有形文化財としての価値

文化庁は小林酒造一番蔵を「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録した。解説は、軒蛇腹に歯形の飾りであるデンティルを付けるものの、全体の意匠は質素であるとする。

日本遺産ポータルサイトも、小林酒造建造物群の代表としてこの一番蔵を挙げ、明治33年(1900年)建築・大正7年(1918年)増築の、酒造所で最大の蔵と紹介している。小林酒造が栗山へ本拠を移した年に建てられた蔵である。

見どころ

軒下を目で追うと、軒蛇腹に、小さな歯形のデンティルが等間隔に並んでいるのが見える(文化庁)。飾りらしい飾りはこれくらいで、長大な煉瓦の壁面が素直に続く。

西隣には煙突を立てた蒸米場があり、一番蔵との位置関係から、蒸した米を運ぶ動線が短く取られていたことがうかがえる。北面の4つの出入口と向かいの蔵の並びもあわせて見ておきたい。

見学について

蔵の内部は通年では公開されていない。小林酒造は10名以上の団体に限って予約制で内部の見学を受け付けており、毎年4月の第2土曜・日曜の酒蔵まつりでは個人にも蔵を開放している。小林酒造一番蔵は敷地の中央にあり、外観は記念館の前から一周するように眺められる。

Q&A

Q小林酒造一番蔵はいつ建てられましたか?
A明治33年(1900年)の建築で、大正7年(1918年)に増築されています(文化庁)。
Q小林酒造一番蔵はどのくらいの大きさですか?
A桁行26間、梁間6間、建築面積473平方メートルで、酒造所で最大の蔵です(文化庁)。
Q小林酒造一番蔵の見どころは?
A軒蛇腹に並ぶデンティルと、長い煉瓦の壁面、北面に並ぶ4つの出入口です。
Q小林酒造一番蔵の中に入れますか?
A内部は10名以上の団体の予約見学と、4月の酒蔵まつりの際に限られます(小林酒造)。
Q小林酒造一番蔵が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成18年(2006年)10月18日です(文化庁)。

基本情報

名称小林酒造一番蔵(こばやししゅぞういちばんぐら)
所在地北海道夕張郡栗山町錦3-109
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成18年(2006年)10月18日登録
員数1棟
寸法煉瓦造平屋建、鉄板葺、建築面積473㎡
所有者文化庁データベースに記載なし
公開状況外観は敷地内から見学可(内部は団体予約と4月の酒蔵まつりの際)

参考文献

小林酒造一番蔵(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00005720
小林酒造建造物群(日本遺産ポータルサイト)
https://japan-heritage.bunka.go.jp/ja/culturalproperties/result/4075/
国の登録文化財一覧(北海道教育委員会)
https://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/bnh/bun-hogo-tourokuitiran.html

最終更新日: 2026.10.19