梶原家住宅古書倉とは

梶原家住宅古書倉は、兵庫県姫路市大塩町の梶原家住宅(西梶原)にある昭和22年(1947年)ごろの鉄筋コンクリート造の書庫で、平成21年(2009年)に国の登録有形文化財に登録された。読みは「こしょぐら」。

梶原家住宅古書倉は内大蔵の南、内蔵の東に位置する。東西7.0メートル、南北2.9メートルの細長い平屋で、建築面積は24平方メートル。屋敷の登録20件の中で最も新しく、ただ一つの鉄筋コンクリート造である。

コンクリートの躯体に瓦の屋根

梶原家住宅古書倉は東西に棟を通し、屋根は切妻造の桟瓦葺とする。構造は鉄筋コンクリートだが、屋根の形は周りの土蔵にそろえている。外壁はモルタルの掻き落とし仕上げで、表面を粗く削った落ち着いた肌合いになる。

出入口は西の面に、窓は東の面に開ける。細長い平面の両端に口を振り分けた、簡潔な構成である。

本を守るための内部

内部はコンクリートの床に簀を敷き、壁は板張りとする。簀はすき間をあけて並べた板や竹の敷物で、コンクリートにじかに物を置かないための工夫と読める。板張りの壁も、本を湿気や冷えから遠ざける役に立つ。

文化庁は梶原家住宅古書倉を、堅牢で実用的な書庫と評している。蔵書の中身は資料に記されていない。同じ昭和22年ごろには隣の内蔵と内大蔵も改修されており、中庭まわりの蔵の整備にあわせて、書物を納める専用の倉が加えられたことになる。この棟は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」の基準で登録された。

梶原家住宅古書倉の見学

梶原家住宅古書倉は個人の住まいの一部で、公開されていない。中庭まわりの奥まった位置にあり、道路から見ることはできないと考えられる(現地未確認)。

屋敷全体の紹介と行き方は、梶原家住宅(西梶原)のページにある。

Q&A

Q梶原家住宅古書倉の読み方は?
A「こしょぐら」と読みます。
Q梶原家住宅古書倉はいつ建てられましたか?
A昭和22年(1947年)ごろです。屋敷の登録20件の中で最も新しい建物です。
Q梶原家住宅古書倉の構造は?
A鉄筋コンクリート造平屋建で、屋根は切妻造の桟瓦葺、外壁はモルタル掻き落とし仕上げです。
Q梶原家住宅古書倉の内部はどうなっていますか?
Aコンクリートの床に簀を敷き、壁を板張りにしています。
Q梶原家住宅古書倉は見学できますか?
Aできません。私邸の中の建物なので、一般公開はありません。

基本情報

名称梶原家住宅古書倉
所在地兵庫県姫路市大塩町字宮之本457
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成21年(2009年)登録
員数1棟
寸法建築面積24㎡(東西7.0m・南北2.9m)
所有者個人
公開状況非公開(個人住宅。外観は道路から)

参考文献

国指定文化財等データベース 梶原家住宅古書倉
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00007903
文化遺産オンライン 梶原家住宅古書倉
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/187803
姫路市 梶原家住宅(西梶原)古書倉
https://www.city.himeji.lg.jp/kanko/0000001772.html

最終更新日: 2026.09.30