梶原家住宅現像室とは
梶原家住宅現像室は、兵庫県姫路市大塩町の梶原家住宅(西梶原)にある明治30年(1897年)ごろの写真現像用の小屋で、平成21年(2009年)に国の登録有形文化財に登録された。
梶原家住宅現像室は内大蔵の西に、渡廊下をはさんで建つ。桁行2.3メートル、梁間1.5メートル、建築面積3.5平方メートルの木造平屋建である。
内側は黒く、外側は数寄屋風に
梶原家住宅現像室の出入口は渡廊下の側にあり、南と西の面に小さな窓を開ける。内部は現像のために黒く塗られている。光を嫌う作業のための部屋であることが、この仕上げからはっきり分かる。
ところが外側は、実用一点張りの小屋とは違う表情をもつ。中庭に面する側には、角に丸みを残した面皮柱を立て、壁は聚楽土で仕上げた柱の見える真壁造とする。屋根は桟瓦葺の招造で、左右の流れの長さを違えている。文化庁は、凝った造りと評している。
屋敷の暮らしを伝える小屋
写真を自宅で現像するための専用の小屋が、明治30年ごろの屋敷の中に建てられ、それが中庭の景色の一部として丁寧に仕上げられている。梶原家住宅現像室は、この家の暮らしぶりを具体的に伝える建物である。誰がどのような写真を撮っていたのかは、公開されている資料からは分からない。
現像室のまわりには、内大蔵・内蔵・古書倉が中庭を囲んで建つ。登録の根拠となった基準は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」。
梶原家住宅現像室の見学
梶原家住宅現像室は個人の住まいの一部で、公開されていない。屋敷の南寄り、中庭に面した位置にあり、通りからは見えないと考えられる(現地未確認)。
屋敷の案内と道順は、梶原家住宅(西梶原)のページで扱っている。
Q&A
- 梶原家住宅現像室とは何のための建物ですか?
- 写真の現像を行うための小屋です。内部は光を遮るために黒く塗られています。
- 梶原家住宅現像室はいつ建てられましたか?
- 明治30年(1897年)ごろです。国の登録有形文化財に登録されたのは平成21年(2009年)です。
- 梶原家住宅現像室の広さは?
- 桁行2.3メートル、梁間1.5メートル、建築面積3.5平方メートルです。
- 梶原家住宅現像室の外観の特徴は?
- 中庭側に面皮柱を立て、聚楽の真壁造とした凝った造りです。屋根は桟瓦葺の招造です。
- 梶原家住宅現像室は見学できますか?
- できません。所有者が暮らす屋敷の一部で、非公開です。
基本情報
| 名称 | 梶原家住宅現像室 |
|---|---|
| 所在地 | 兵庫県姫路市大塩町字宮之本457 |
| 指定区分 | 登録有形文化財(建造物) |
| 指定年 | 平成21年(2009年)登録 |
| 員数 | 1棟 |
| 寸法 | 建築面積3.5㎡(桁行2.3m・梁間1.5m) |
| 所有者 | 個人 |
| 公開状況 | 非公開(個人住宅。外観は道路から) |
参考文献
- 国指定文化財等データベース 梶原家住宅現像室
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00007901
- 文化遺産オンライン 梶原家住宅現像室
- https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/145161
- 姫路市 梶原家住宅(西梶原)現像室
- https://www.city.himeji.lg.jp/kanko/0000001769.html
最終更新日: 2026.09.30