杣谷堰堤とは
杣谷堰堤は、兵庫県神戸市灘区大石にある昭和31年(1956年)の六甲山地の砂防堰堤で、平成26年(2014年)10月7日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「そまたにえんてい」。
文化庁の記録では、重力式コンクリート造の堰堤で、堤長78メートル、堤高16メートル。登録番号は28-0594である。
水通しにスリットを設けた砂防堰堤
杣谷堰堤は、都賀川水系杣谷川の中流域にある重力式コンクリート造の砂防堰堤で、天端と水抜穴に花崗岩の切石を用いる(文化庁)。
堆砂量を調節するため、堤体の下部に大暗渠を設ける代わりに、水通しの中央部にスリットを設けた先駆的な砂防堰堤である(文化庁)。国土交通省六甲砂防事務所によれば、昭和31年(1956年)3月に完成し、六甲山地で初めて、また日本で初めて造られたスリット型の砂防堰堤とされる。スリット型は土石流の土砂をいったん貯め、中小の洪水で少しずつ流して貯砂の容量を回復させる仕組みで、杣谷堰堤はその有効性を確かめるために造られた。
登録有形文化財としての価値
文化庁は、この堰堤を「造形の規範となっているもの」に登録した。同じ日に住吉川の五助堰堤も登録されている(国土交通省六甲砂防事務所)。
見どころ
水通しの中央部に設けたスリットと、天端や水抜穴に用いた花崗岩の切石が見どころである(文化庁)。
見学について
国(国土交通省)が所有する(文化庁)。見学について、公的な案内は確認できなかった。
Q&A
- 杣谷堰堤はいつ造られましたか?
- 昭和31年(1956年)で、国土交通省六甲砂防事務所によれば3月に完成しました。
- どんな特徴がありますか?
- 水通しの中央部にスリットを設けた、先駆的な砂防堰堤です(文化庁)。
- 大きさは?
- 堤長78メートル、堤高16メートルです(文化庁)。
- 名前の読みは?
- 「そまたにえんてい」です(文化庁)。
- 杣谷堰堤が登録有形文化財になったのはいつですか?
- 平成26年(2014年)10月7日です(文化庁)。
基本情報
| 名称 | 杣谷堰堤(そまたにえんてい) |
|---|---|
| 所在地 | 兵庫県神戸市灘区大石字長峰山4-67他 |
| 指定区分 | 登録有形文化財(建造物) |
| 指定年 | 平成26年(2014年)10月7日登録 |
| 員数 | 1所 |
| 寸法 | 重力式コンクリート造、堤長78m・堤高16m |
| 所有者 | 国(国土交通省) |
| 公開状況 | 見学の公的な案内なし |
参考文献
- 杣谷堰堤(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00010215
- 六甲山地の歴史的な砂防施設が登録有形文化財になりました(国土交通省近畿地方整備局六甲砂防事務所)
- https://www-2.kkr.mlit.go.jp/rokko/rokko/pdf/bunkazai2014.pdf
最終更新日: 2026.10.23