雲松寺山門及び袖塀とは

雲松寺山門及び袖塀は、兵庫県姫路市河間町の雲松寺境内入口にある江戸時代中期(1661〜1751年)の鐘楼門と土塀で、令和6年(2024年)12月3日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「うんしょうじさんもんおよびそでべい」。

文化庁の記録では、山門は木造2階建、瓦葺で建築面積12平方メートル、袖塀は土塀で総延長21メートル。山門は大正4年(1915年)に移築された。登録番号は28-0824である。

上層に鐘を吊る楼門

雲松寺山門及び袖塀は、境内の入口に東を向いて建つ山門と、その南北に続く土塀からなる(文化庁)。山門は一間一戸、入母屋造・本瓦葺の二階建てで、上層に梵鐘を吊る鐘楼門である。

瓦屋根の二階建ての門と左右に延びる塀、門の前の石柱と石の柵、手前の道路
通りから見た雲松寺山門及び袖塀、上層に高欄付きの縁を廻らせた鐘楼門Chacmool / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons

下層は四隅それぞれに角柱と円柱を一対で立てる、ほかにあまり例のない形式をとる(文化庁)。上層は円柱を立て、組物は尾垂木付きの二手先、軒は二軒の繁垂木とする。上層の周りには腰組で支えた縁を廻らせ、高欄を付ける。

年代は江戸時代中期とされ、大正4年(1915年)に移築された(文化庁)。どこから移されたかを示す公的な資料は確認できなかった。

登録有形文化財としての価値

文化庁は雲松寺山門及び袖塀を、凝ったつくりの山門が境内の表構えを整えているとして、「国土の歴史的景観に寄与しているもの」に登録した。姫路城の北に残る旧城下町の町並みのなかで、寺の入口を示す目印にもなっている。

見どころ

下層では、四隅で角柱と円柱が寄り添って立つ姿をぜひ確かめたい。門をくぐって境内側(西側)から見上げると、上層の二手先の組物と、縁を支える腰組、高欄がよく見える。左右に延びる袖塀とあわせて、門全体の構えも眺めておきたい。

見学について

雲松寺山門及び袖塀は境内の入口にあり、門前から自由に見られる。寺によれば、上層の梵鐘は毎年大晦日の除夜の鐘で一般に開放される。上層へ上がれるという案内はなく、撮影の可否についても公的な案内は確認できなかった。

Q&A

Q雲松寺山門及び袖塀はいつ建てられましたか?
A山門は江戸時代中期の建築で、大正4年(1915年)に移築されました(文化庁)。
Q雲松寺山門の珍しい点は?
A下層の四隅に角柱と円柱を一対で立てる形式です。上層は尾垂木付き二手先の組物で、縁に高欄を廻らせます(文化庁)。
Q雲松寺山門の鐘は撞けますか?
A寺によれば、大晦日の除夜の鐘で毎年一般に開放されています。
Q雲松寺の袖塀の長さは?
A袖塀は土塀で、総延長21メートルです(文化庁)。
Q雲松寺山門及び袖塀が登録有形文化財になったのはいつですか?
A令和6年(2024年)12月3日です(文化庁)。

基本情報

名称雲松寺山門及び袖塀(うんしょうじさんもんおよびそでべい)
所在地兵庫県姫路市河間町17
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年令和6年(2024年)12月3日登録
員数1棟
寸法山門 木造2階建、瓦葺、建築面積12㎡/袖塀 土塀、総延長21m
所有者宗教法人雲松寺
公開状況門前から自由に見学可(除夜の鐘で一般開放)

参考文献

雲松寺山門及び袖塀(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00015209
雲松寺とは(黄檗宗 雲松寺 公式サイト)
https://unsyouji.com/about/

最終更新日: 2026.10.28