左海醤油工業水圧式蓄量機小屋とは

左海醤油工業水圧式蓄量機小屋は、香川県小豆郡小豆島町苗羽にある昭和初期の木造平屋建の小屋で、平成14年(2002年)6月25日に国の登録有形文化財(建造物)となった。読みは「さかいしょうゆこうぎょうすいあつしきちくりょうきごや」。内部にもろみ圧搾機の動力装置である水圧式の蓄量機を備える(文化庁)。

文化庁の記録では、木造平屋建、杉皮葺、建築面積5.8平方メートル、水圧式蓄量機付き。登録番号は37-0109で、所有者は記録に記載がない。左海醤油工業では、醤油蔵と水圧式蓄量機小屋の2件が同じ日に登録された(文化庁)。

登録有形文化財としての価値

左海醤油工業水圧式蓄量機小屋は「再現することが容易でないもの」として登録された。文化庁の解説は、もろみ圧搾機の動力装置として、醤油醸造の近代化を物語る遺構の一つと評価している。

見どころ

水圧式蓄量機小屋は醤油蔵の北方、主要地方道沿いに南北棟で建つ。桁行と梁間がともに2.4メートルの切妻造の小さな小屋である(文化庁)。

内部には、コンクリート製の5段の井籠組を外周の柱のガイドレールに沿って上下させる蓄量機を装置している(文化庁)。重りを上下させて水圧をため、もろみを搾る圧搾機を動かした仕組みが、そのまま残っている。

左海醤油と醤の郷

左海醤油工業によれば、同社は古くから廻船業を営み、安政4年(1857年)ごろに醤油醸造を始めた。明治40年(1907年)には小豆島の大手醤油蔵マルキン醤油(現・盛田株式会社)の創立に参加し、明治43年(1910年)にロンドンで開かれた日英博覧会で銅賞を受けた。

小豆島町によれば、醤の郷は醤油醸造蔵や醤油業で財を成した人々の邸宅が立ち並ぶ地域で、醸造蔵の多くは登録有形文化財として保存され、現在も現役で醸造に使われている。

見学について

小豆島町によれば、醤の郷の醤油蔵の見学は各施設に確認する必要がある。左海醤油工業の蔵の内部公開についての案内は見当たらなかったため、外観を主要地方道から見るにとどめたい。所在地は小豆島町苗羽甲2121-1、問い合わせは小豆島町生涯学習課(電話0879-82-7015)。

Q&A

Q左海醤油工業水圧式蓄量機小屋はいつ建てられましたか?
A昭和初期です(文化庁)。
Q水圧式蓄量機とは何ですか?
Aもろみ圧搾機の動力装置で、コンクリート製5段の井籠組をガイドレールに沿って上下させます(文化庁)。
Q左海醤油工業水圧式蓄量機小屋の大きさは?
A桁行・梁間とも2.4メートルの切妻造の小屋です(文化庁)。
Q左海醤油工業水圧式蓄量機小屋が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成14年(2002年)6月25日です。
Q左海醤油工業水圧式蓄量機小屋は見学できますか?
A公開に関する公的な案内はありません。外観は主要地方道から見られます。

基本情報

名称左海醤油工業水圧式蓄量機小屋(さかいしょうゆこうぎょうすいあつしきちくりょうきごや)
所在地香川県小豆郡小豆島町苗羽甲2121-1
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成14年(2002年)6月25日登録
員数1棟
寸法木造平屋建、杉皮葺、建築面積5.8平方メートル、水圧式蓄量機付き
所有者文化庁の記録に記載なし
公開状況公開に関する公的案内なし

参考文献

左海醤油工業水圧式蓄量機小屋(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00002841
左海醤油工業(公式サイト)
https://sakai-syouyu.info/
醤の郷の近代化産業遺産群(小豆島町)
https://www.town.shodoshima.lg.jp/gyousei/kakuka/shogaigakushuka/2/1/3151.html

最終更新日: 2026.10.08