濱田典彌家住宅石垣塀とは
濱田典彌家住宅石垣塀は、高知県安芸郡奈半利町乙にある濱田典彌家の屋敷の東南隅を区切る昭和9年(1934年)頃のコンクリート造の塀で、平成16年(2004年)11月8日に国の登録有形文化財に登録された。読みは「はまだのりひろけじゅうたくいしがきべい」。
濱田典彌家住宅石垣塀は角で折れ曲がりながら延び、延長は24メートル、高さは1.9メートル、厚さは0.3メートルある。員数は1棟として登録されている。
登録の理由:地元で「豆板塀」と呼ばれる塀
文化庁の解説は濱田典彌家住宅石垣塀を、当地で「豆板塀」と呼ばれる石垣塀の一例としている。登録基準は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」である。
つくりは、浜の石をコンクリートで固めながら積んでいく練積である。石垣塀と呼ばれるが、空積みの石垣とは違い、石と石の間をコンクリートが埋めている。丸い浜石が塀の面に点々と並んで見える。「豆板塀」という名の由来を記した公的な資料は見つからなかった。
海に面した奈半利では、浜で拾える石が身近な材料だった。昭和初期に広まったコンクリートと、その土地の石とを組み合わせた塀が、町の通りの景色をつくっている。
見どころ:セメント煉瓦の隅石と笠石
濱田典彌家住宅石垣塀の出隅、つまり塀が外へ角をつくる部分には、セメント煉瓦を隅石のように積んで角を固めている。塀の頂部にも同じセメント煉瓦を笠石として載せる。
石の面の不揃いな凹凸に対し、角と天端だけは四角い煉瓦でまっすぐな線を通している。浜石の素朴さと、輪郭を締める煉瓦の対比が、この塀の見どころである。
見学方法
濱田典彌家住宅石垣塀は屋敷の外まわりにあたるが、一般公開の案内はなく、敷地には立ち入れない。
濱田典彌家住宅石垣塀は敷地の東南隅にあり、5件のなかでは屋敷の外側に最も近い。どの道に面しているか、外からどこまで見えるかは公的な資料では確認できていない。見る場合は塀に触れたり寄りかかったりしないようにしたい。屋敷への行き方は濱田典彌家住宅のページにまとめてある。
Q&A
- 濱田典彌家住宅石垣塀はどのような塀ですか?
- 浜の石をコンクリートで固めて積んだ練積の塀で、延長24メートル、高さ1.9メートル、厚さ0.3メートルです。地元では「豆板塀」と呼ばれる型の一例とされています。
- 濱田典彌家住宅石垣塀はいつ造られ、いつ登録されましたか?
- 昭和9年(1934年)頃の築造とされ、平成16年(2004年)11月8日に国の登録有形文化財に登録されました。登録番号は39-0181です。
- 濱田典彌家住宅石垣塀の角や頂部はどうなっていますか?
- 出隅部にはセメント煉瓦を隅石のように積み、頂部にも同じセメント煉瓦の笠石を載せています。
- 濱田典彌家住宅石垣塀はどこにありますか?
- 高知県安芸郡奈半利町乙1028-1、濱田典彌家の屋敷の東南隅を折れ曲がりながら区切っています。
- 濱田典彌家住宅石垣塀は見学できますか?
- 一般公開の案内はなく、敷地には入れません。外からどこまで見えるかは確認できていません。
基本情報
| 名称 | 濱田典彌家住宅石垣塀(はまだのりひろけじゅうたくいしがきべい) |
|---|---|
| 所在地 | 高知県安芸郡奈半利町乙1028-1 |
| 指定区分 | 登録有形文化財(建造物) |
| 指定年 | 平成16年(2004年)11月8日登録 |
| 員数 | 1棟 |
| 寸法 | コンクリート造(浜石の練積)、延長24メートル、高さ1.9メートル、厚さ0.3メートル |
| 所有者 | 記載なし(文化庁データベースの所有者欄は空欄) |
| 公開状況 | 非公開(一般公開の案内なし) |
参考文献
- 濱田典彌家住宅石垣塀(文化庁 国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00004467
- 濱田典彌家住宅石垣塀(文化遺産オンライン)
- https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/117547
- 国登録有形文化財<建造物>(高知県 歴史文化財課)
- https://www.pref.kochi.lg.jp/doc/2023062200186/
最終更新日: 2026.10.01