商工クラブ店舗とは

商工クラブ店舗は、熊本市中央区西阿弥陀寺町にある明治23年(1890年)建築の木造2階建の料亭建築で、令和6年(2024年)3月6日に国の登録有形文化財(建造物)となった。読みは「しょうこうくらぶてんぽ」。熊本城跡の南西の市街地に位置する(文化庁)。

文化庁の記録では、木造2階建、瓦葺、建築面積266平方メートル。令和2年(2020年)に改修されている。登録番号は43-0201で、所有者は記録に記載がない。

料理人の家と商工クラブ

商工クラブの公式サイトによれば、この建物は料理谷家の邸宅で、同家の先祖は細川忠利が豊前小倉から肥後へ移る際に供をし、代々細川家に仕えた料理人の家系である。明治に入って料理谷家は料理屋・料理旅館「商工クラブ」を開き、結婚式や宴会の舞台として親しまれたが、昭和48年(1973年)にいったん幕を閉じた。

同サイトによれば、その後、熊本の職人の手で改修され、熊本市から歴史的風致形成建造物の指定を受けた。2021年6月に、料理屋が集う「商工クラブ」と宿「料理谷邸 葛籠」として再び開かれた。

登録有形文化財としての価値

商工クラブ店舗は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録された。文化庁の解説は、近代の熊本城下の賑わいを伝える料亭と評価している。

見どころ

商工クラブ店舗は通りに北面する2階建の東西棟で、切妻造・平入り・桟瓦葺とし、南東に角屋を延ばす(文化庁)。

1階は出格子と平格子の構えで、東寄りに入母屋造の玄関を付ける。2階は窓を連ねてその前面に手すりを廻らし、窓の上に庇を付けている(文化庁)。通りから見ると、1階の格子と2階の手すり付きの連窓が上下に並ぶ料亭らしい正面になっている。

見学について

商工クラブ店舗は飲食店と宿として営業しており、内部は店や宿の利用で見ることになる(商工クラブ)。外観は西阿弥陀寺町の通りから見ることができる。所在地は熊本市中央区西阿弥陀寺町6。

Q&A

Q商工クラブ店舗はいつ建てられましたか?
A明治23年(1890年)で、令和2年(2020年)に改修されています(文化庁)。
Q商工クラブはどんな店でしたか?
A細川家に仕えた料理人の家系の料理谷家が明治に開いた料理屋・料理旅館で、結婚式や宴会に使われました(商工クラブ)。
Q商工クラブ店舗の外観の特徴は?
A1階は出格子と平格子に入母屋造の玄関、2階は手すりを廻らした連窓と庇です(文化庁)。
Q商工クラブ店舗は今どう使われていますか?
A2021年6月から飲食店と宿として営業しています(商工クラブ)。
Q商工クラブ店舗が登録有形文化財になったのはいつですか?
A令和6年(2024年)3月6日です。

基本情報

名称商工クラブ店舗(しょうこうくらぶてんぽ)
所在地熊本県熊本市中央区西阿弥陀寺町6
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年令和6年(2024年)3月6日登録
員数1棟
寸法木造2階建、瓦葺、建築面積266平方メートル
所有者文化庁の記録に記載なし
公開状況飲食店・宿として営業

参考文献

商工クラブ店舗(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00014985
手前共(商工クラブ)
https://showkoclub.jp/about/

最終更新日: 2026.10.07