醍醐寺とは:上醍醐と下醍醐に伽藍が広がる真言宗の大寺
醍醐寺(だいごじ)は、京都府京都市伏見区醍醐東大路町にある真言宗の寺院で、平安時代中期の五重塔が昭和26年(1951年)に国宝に指定され、金堂、清滝宮拝殿、薬師堂も国宝に、清滝宮本殿、開山堂、如意輪堂などが重要文化財に指定されている。
文化庁によると、醍醐寺は山上と山下の二つの伽藍に分かれており、その鎮守である清滝宮も山の上下にある。
醍醐寺によると、上醍醐と下醍醐の伽藍に、あわせて国宝6棟、重要文化財10棟の建物がある。
下醍醐の堂塔
文化庁によると、五重塔は金堂(焼失)とともに承平年間(931年から938年)に計画され、20年の長い年月を経て天暦6年(952年)に竣工した、平安時代中期を代表する貴重な遺構である。醍醐寺は、醍醐天皇の冥福を祈るために朱雀天皇が起工し、村上天皇の天暦5年(951年)に完成したとしており、京都府下最古の木造建造物である。
醍醐寺によると、下伽藍の中心である金堂(国宝)は、豊臣秀吉の命によって紀州の湯浅から移築されたもので、主要部は平安時代末期の様式を完全に残している。下伽藍にはほかに清滝宮本殿(重要文化財)などが建つ。
上醍醐の堂宇
文化庁によると、上醍醐の清滝宮は寛治3年(1089年)の勧請といわれ、現存の拝殿は永享6年(1434年)に立柱された。急な崖に依るため正面の床下を長くした懸造で、室町時代の拝殿の重要な遺構である。
薬師堂は醍醐寺の山上伽藍の主要な堂宇で、保安2年(1121年)に再興に着手し、同5年(1124年)に落慶供養が行われた。文化庁は、数少ない平安時代の遺構として貴重であるとしている。上醍醐にはほかに、開山堂や如意輪堂(重要文化財)などが建つ。
醍醐寺の拝観
醍醐寺によると、拝観時間は夏期(3月1日から12月第1日曜日まで)が午前9時から午後5時、冬期(12月第1日曜日の翌日から2月末日まで)が午前9時から午後4時30分で、閉門時間の30分前に受付を終了する。春期には拝観時間が変更される。
醍醐寺によると、通常期の拝観料は、三宝院・伽藍・霊宝館の3か所共通券が大人1,500円、中学・高校生1,000円である。共通券や各拝観券は三宝院の拝観受付で求める。周辺は駐車場が少なく道路が狭いため、公共交通機関の利用が勧められている。
参考文献
- 文化庁 国指定文化財等データベース「醍醐寺五重塔」
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/1900
- 文化庁 国指定文化財等データベース「醍醐寺清滝宮拝殿」
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/1901
- 文化庁 国指定文化財等データベース「醍醐寺薬師堂」
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/1902
- 醍醐寺「伽藍」
- https://www.daigoji.or.jp/grounds/garan.html
- 醍醐寺「拝観時間・料金」
- https://www.daigoji.or.jp/guide/time.html
最終更新日: 2026.09.30
基本情報
| 名称 | 醍醐寺 |
|---|---|
| 所在地 | 京都府京都市伏見区醍醐東大路町22 |
| 所有者 | 醍醐寺 |
| 指定 | 国宝 4件・重要文化財 3件 |
| 座標 | 34.94760, 135.83183 |