醍醐寺薬師堂とは:保安年間に再興された、上醍醐の平安時代の薬師堂
醍醐寺薬師堂(だいごじやくしどう)は、京都府京都市伏見区の醍醐寺の上醍醐にある平安時代後期の薬師堂で、昭和34年(1959年)6月27日に国宝に指定された。
文化庁の記録では、桁行五間、梁間四間、一重、入母屋造、檜皮葺である。
文化庁によると、薬師堂は醍醐寺の山上伽藍の主要な堂宇で、保安2年(1121年)に再建されたのが現在の堂である。
醍醐寺薬師堂の構成
文化庁の詳細解説によると、薬師堂は寺院創立当初から設けられていたが、堂舎が腐朽したため保安2年(1121年)に再興に着手し、同5年(1124年)4月2日に落慶供養が行われた。その後の沿革は明らかでないが、明治40年(1907年)に解体修理、昭和10年(1935年)に屋根替えが行われた。
堂は周囲一間通りを外陣、中央の三間に二間を内陣とする。床は内外陣とも土間で、天井は外陣を化粧屋根裏、内陣を組入天井とする。組物は三斗組で間斗束を用い、内陣には蟇股を飾る。
醍醐寺薬師堂の見どころ
文化庁は、簡素な意匠ではあるが、蟇股や組物などに時代の特色をよく表しているとしている。現状では補修の新材が目につくものの、当時の形式・手法を残す主要部分はよく保存されている。
文化庁によると、醍醐寺の山上伽藍の主要な堂宇であり、数少ない平安時代の遺構として貴重である。
醍醐寺薬師堂の見学方法
醍醐寺によると、拝観時間は夏期が午前9時から午後5時、冬期が午前9時から午後4時30分である。
醍醐寺の伽藍と拝観の案内は、醍醐寺のグループページにまとめている。
Q&A
- 醍醐寺薬師堂はいつ国宝に指定されましたか?
- 昭和34年(1959年)6月27日に国宝に指定されました。
- 醍醐寺薬師堂はいつ建てられたのですか?
- 保安2年(1121年)に再興に着手し、同5年(1124年)に落慶供養が行われました。
- 醍醐寺薬師堂の内部の構成は?
- 周囲一間通りを外陣、中央の三間に二間を内陣とし、床は土間です。
- 醍醐寺薬師堂の特徴は?
- 簡素な意匠ながら、蟇股や組物に平安時代の特色をよく表しています。
- 醍醐寺薬師堂の価値は?
- 数少ない平安時代の遺構として貴重です。
基本情報
| 名称 | 醍醐寺薬師堂(だいごじやくしどう) |
|---|---|
| 所在地 | 京都府京都市伏見区醍醐東大路町22 |
| 指定区分 | 国宝(建造物) |
| 指定年 | 昭和34年(1959年)6月27日指定 |
| 員数 | 1棟 |
| 寸法 | 桁行五間、梁間四間、一重、入母屋造、檜皮葺 |
| 所有者 | 醍醐寺 |
| 公開状況 | 夏期午前9時から午後5時、冬期午前9時から午後4時30分 |
参考文献
- 文化庁 国指定文化財等データベース「醍醐寺薬師堂」
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/1902
- 醍醐寺「伽藍」
- https://www.daigoji.or.jp/grounds/garan.html
最終更新日: 2026.09.30