醍醐寺清滝宮拝殿とは:急な崖に懸造で建つ、上醍醐の鎮守の室町時代の拝殿
醍醐寺清滝宮拝殿(だいごじせいりゅうぐうはいでん)は、京都府京都市伏見区の醍醐寺の上醍醐にある室町時代中期の清滝宮拝殿で、昭和29年(1954年)3月20日に国宝に指定された。
文化庁の記録では、懸造、桁行七間、梁間三間、一重、入母屋造、妻入、向拝三間、軒唐破風付きである。
文化庁によると、上醍醐の清滝宮は寛治3年(1089年)の勧請といわれ、現存の拝殿は永享6年(1434年)に立柱された。
醍醐寺清滝宮拝殿の構造
文化庁の詳細解説によると、拝殿ははじめ三間三面の規模だったが、応永17年(1410年)1月27日に焼失したため、永享11年(1439年)に本殿が再建され、その5年前の永享6年(1434年)に拝殿の立柱が行われた。
桁行七間、梁間三間の大規模な拝殿で、急な崖に依っているため正面の床下を長くした、いわゆる懸造とし、特徴のある姿を示している。面取りの角柱に舟肘木を載せ、軽快な軒を受け、柱間には蔀戸を吊る。
醍醐寺清滝宮拝殿の見どころ
文化庁は、こうした手法が住宅風で寝殿造の手法を伝えているとみられ、向拝を飾る軒の唐破風や蟇股には室町時代初期の様式がみられるとしている。
文化庁によると、室町時代の拝殿の重要な遺構である。
醍醐寺清滝宮拝殿の見学方法
醍醐寺によると、拝観時間は夏期が午前9時から午後5時、冬期が午前9時から午後4時30分である。
醍醐寺の伽藍と拝観の案内は、醍醐寺のグループページにまとめている。
Q&A
- 醍醐寺清滝宮拝殿はいつ国宝に指定されましたか?
- 昭和29年(1954年)3月20日に国宝に指定されました。
- 醍醐寺清滝宮拝殿はいつ建てられたのですか?
- 永享6年(1434年)に立柱されました。
- 懸造とは?
- 急な崖に依るため、正面の床下を長くして建てる造りです。
- 醍醐寺清滝宮拝殿の特徴は?
- 蔀戸や舟肘木など住宅風の手法で、寝殿造の手法を伝えるとみられます。
- 清滝宮はいつ勧請されたのですか?
- 上醍醐の清滝宮は寛治3年(1089年)の勧請といわれます。
基本情報
| 名称 | 醍醐寺清滝宮拝殿(だいごじせいりゅうぐうはいでん) |
|---|---|
| 所在地 | 京都府京都市伏見区醍醐東大路町22 |
| 指定区分 | 国宝(建造物) |
| 指定年 | 昭和29年(1954年)3月20日指定 |
| 員数 | 1棟 |
| 寸法 | 懸造、桁行七間、梁間三間、一重、入母屋造、妻入、向拝三間、軒唐破風付 |
| 所有者 | 醍醐寺 |
| 公開状況 | 夏期午前9時から午後5時、冬期午前9時から午後4時30分 |
参考文献
- 文化庁 国指定文化財等データベース「醍醐寺清滝宮拝殿」
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/1901
- 醍醐寺「伽藍」
- https://www.daigoji.or.jp/grounds/garan.html
最終更新日: 2026.09.30