三宝院唐門とは:大きな桐と菊の紋を浮彫にした、現存する平唐門の傑作の一つ
三宝院唐門(さんぼういんからもん)は、京都府京都市伏見区の醍醐寺三宝院にある桃山時代の唐門で、昭和29年(1954年)3月20日に国宝に指定された。
文化庁の記録では、三間一戸の平唐門で、檜皮葺である。
文化庁によると、慶長4年(1599年)に塀中門として現在地よりやや北寄りに建てられ、慶長20年(1615年)と安永年間(1772年から1781年)ごろの2度の移築を経て現在地に落ち着いた。
三宝院唐門の構造と意匠
文化庁の詳細解説によると、面取方柱の主柱の上に冠木を載せ、男梁を架けて軒桁を支え、中央はさらに蟇股または束で棟木を受ける。軒桁の下には前後とも細い控柱を立て、屋根は唐破風造、檜皮葺とする。
構造・手法は簡素だが、扉の表裏に大きな五七桐を浮彫とし、左右の脇間にも同じ大きさの菊花を入れる。平成22年(2010年)の半解体修理で漆塗りと金箔押しが復され、あわせて他所にあった門の部材を転用して建てられたことが確認された。
三宝院唐門の見どころ
文化庁は、大まかな意匠が桃山時代の気風をよく表しており、現存する平唐門の傑作の一つとするに足りるとしている。
醍醐寺によると、門跡寺院としての三宝院で、朝廷からの使者を迎えるときだけ扉を開いたとされる勅使門である。創建時は門全体が黒の漆塗りで、菊と桐の四つの大きな紋に金箔が施されていた。
三宝院唐門の見学方法
醍醐寺によると、拝観時間は夏期が午前9時から午後5時、冬期が午前9時から午後4時30分である。
三宝院の由緒と拝観の案内は、三宝院のグループページにまとめている。
Q&A
- 三宝院唐門はいつ国宝に指定されましたか?
- 昭和29年(1954年)3月20日に国宝に指定されました。
- 三宝院唐門はいつ建てられたのですか?
- 慶長4年(1599年)に塀中門として建てられ、2度の移築を経て現在地に落ち着きました。
- 三宝院唐門の意匠の特徴は?
- 扉の表裏に大きな五七桐、脇間に同じ大きさの菊花を浮彫にしています。
- 三宝院唐門はいつ修復されたのですか?
- 平成22年(2010年)に漆塗りと金箔押しが復されました。
- 三宝院唐門は何のための門ですか?
- 醍醐寺によると、朝廷からの使者を迎えるときだけ扉を開いた勅使門です。
基本情報
| 名称 | 三宝院唐門(さんぼういんからもん) |
|---|---|
| 所在地 | 京都府京都市伏見区醍醐東大路町22 |
| 指定区分 | 国宝(建造物) |
| 指定年 | 昭和29年(1954年)3月20日指定 |
| 員数 | 1棟 |
| 寸法 | 三間一戸平唐門、檜皮葺 |
| 所有者 | 醍醐寺 |
| 公開状況 | 夏期午前9時から午後5時、冬期午前9時から午後4時30分 |
参考文献
- 文化庁 国指定文化財等データベース「三宝院唐門」
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/1914
- 醍醐寺「三宝院」
- https://www.daigoji.or.jp/grounds/sanboin.html
最終更新日: 2026.09.30