大王埼灯台とは
大王埼灯台は、三重県志摩市大王町波切字城山に昭和2年(1927年)に建てられた鉄筋コンクリート造の灯台で、平成25年(2013年)3月29日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。
文化庁の記録では、鉄筋コンクリート造、高さ23メートル、建築面積58平方メートル。登録番号は24-0147、所有者は国(国土交通省)である。燈光会によれば、点灯は昭和2年10月5日。
登録有形文化財としての価値
大王埼灯台は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録された。文化庁は、扇形に並べた列柱や古典主義風の入口をもつ特徴的な外観で、熊野灘の歴史的景観に寄与していると評価している。
燈光会は、当時の鉄筋コンクリート造の灯台が角形だったのに対して円形であること、短期間で建てられたことから、この頃に鉄筋コンクリートの技術が大きく進んだことがうかがえるとしている。
見どころ
灯塔は外径4.2メートルの円筒形で、灯室の上に灯籠を載せる(文化庁)。燈光会の記録では、地上から構造物の頂部まで23メートル、平均水面から灯火まで46メートル。
灯塔の足元の付属舎は、扇形に並べた列柱でバルコニーを支え、入口には古典主義風の意匠を施している(文化庁)。塔の白い円筒と、付属舎の列柱がつくる曲面の対比を見ておきたい。
灯質は白と赤の光を30秒ごとに交互に1回ずつ放つもので、白光の光達距離は18.5海里(約34キロメートル)である(燈光会)。
見学について
大王埼灯台は燈光会が参観業務を行う「のぼれる灯台」で、参観寄付金300円(中学生以上)で灯塔に上ることができる。参観時間は午前9時から正午と午後1時から午後4時(3月から10月の土日・祝日などは午後4時30分まで)。
岬の歴史と交通、灯台を囲む門柱及び塀については、グループページ「大王埼灯台」にまとめている。
Q&A
- 大王埼灯台はいつ建てられましたか?
- 昭和2年(1927年)です。燈光会によれば、5月16日に起工し、10月5日に点灯しました。
- 大王埼灯台の高さは?
- 文化庁の記録では高さ23メートルで、灯塔は外径4.2メートルの円筒形です。
- 大王埼灯台には上れますか?
- 上れます。燈光会が参観業務を行っており、参観寄付金は中学生以上300円です。
- 大王埼灯台の参観時間は?
- 午前9時から正午と、午後1時から午後4時です。3月から10月の土日・祝日などは午後4時30分までで、入場は終了の15分前までです(燈光会)。
- 大王埼灯台が登録有形文化財になったのはいつですか?
- 平成25年(2013年)3月29日です。周囲の門柱及び塀も同じ日に登録されました。
基本情報
| 名称 | 大王埼灯台(だいおうさきとうだい) |
|---|---|
| 所在地 | 三重県志摩市大王町波切字城山54-3 |
| 指定区分 | 登録有形文化財(建造物) |
| 指定年 | 平成25年(2013年)3月29日登録 |
| 員数 | 1基 |
| 寸法 | 鉄筋コンクリート造、高さ23メートル、建築面積58平方メートル |
| 所有者 | 国(国土交通省) |
| 公開状況 | 参観可(燈光会。参観寄付金300円) |
参考文献
- 大王埼灯台(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00009495
- 大王埼灯台(公益社団法人燈光会 のぼれる灯台)
- https://www.tokokai.org/tourlight/tourlight09/
最終更新日: 2026.10.14