伊賀鉄道とは

伊賀鉄道は、三重県伊賀市のJR関西本線の伊賀上野駅と近鉄の伊賀神戸駅を結ぶ16.6キロメートルの鉄道で、その沿線の上野市駅舎、桑町跨線橋、小田第二暗渠、小田拱橋の4件が、令和3年(2021年)2月4日に国の登録有形文化財に登録されている(文化庁)。4件とも伊賀市の所有である。

伊賀市によれば、前身の伊賀軌道が大正5年(1916年)に伊賀上野駅と上野町駅の間で開業し、大正11年(1922年)に全線が開通、大正15年(1926年)に電化された。伊賀市は、駅舎をはじめとする伊賀鉄道に関わる諸施設を、伊賀の近代化を象徴する遺産としている。

4件の構成

上野市駅舎は大正6年(1917年)の木造3階建の駅舎で、洋風の腰折屋根を十字の方向に重ね、市街地のランドマークとして親しまれている(文化庁)。

桑町跨線橋は大正11年(1922年)の煉瓦造の単アーチ橋で、十字形の開口を設けた欄干など精緻な意匠をもつ(文化庁)。

伊賀上野駅の南西の田園地帯には、大正5年(1916年)の小田第二暗渠と小田拱橋が約250メートル離れて残る。小田第二暗渠は花崗岩の桁石を並べて軌道を支える石造の暗渠、小田拱橋は鉄道の下をくぐる煉瓦造の隧道で、どちらも今も道路として使われている(文化庁)。駅舎から橋、暗渠まで、開業期の鉄道を支えた施設が一つの路線にそろう。各施設の構造は、それぞれのページで扱っている。

見学について

4件は伊賀市内の沿線に点在する。見学について、公的な案内は確認できなかった。

参考文献

伊賀鉄道上野市駅舎(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00013563
伊賀鉄道桑町跨線橋(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00013564
伊賀鉄道小田第二暗渠(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00013565
伊賀鉄道小田拱橋(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00013566
伊賀市の文化財 伊賀鉄道(伊賀市 広報)
https://www.city.iga.lg.jp/cmsfiles/contents/0000010/10300/028-029.pdf

最終更新日: 2026.10.21

基本情報

名称伊賀鉄道
所在地三重県伊賀市
所有者伊賀市
指定登録有形文化財 4件
座標34.76560, 136.12668