日本聖公会中部教区飯山復活教会とは:鐘塔を載せた昭和初期の木造教会堂

日本聖公会中部教区飯山復活教会(にほんせいこうかいちゅうぶきょうくいいやまふっかつきょうかい)は、長野県飯山市大字飯山にある昭和7年(1932年)築の木造平屋建の教会堂で、平成29年(2017年)10月27日に登録有形文化財に登録された。

文化庁の記録では、屋根は鉄板葺、建築面積は111平方メートルで、平成16年(2004年)に増築されている。文化庁は日本聖公会中部教区飯山復活教会を昭和初期の瀟洒な木造教会堂と評している。

所有者は宗教法人日本聖公会中部教区。登録基準は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」である。

日本聖公会中部教区飯山復活教会の歩み

日本聖公会中部教区によると、飯山での伝道は明治28年(1895年)、田口善之助によって始められた。

その後いくつかの変遷を経て、昭和7年(1932年)、カナダ・ミッションのウォーラーと神崎永生、それに信徒の協力によって現在地に聖堂が新築され、聖別された。

教区は、飯山が「寺は三十八」と唄われるほど寺の多い町で、仏壇関連の店や職人も多かったことに触れ、その中で教会を築いた先人の苦労を記している。

日本聖公会中部教区飯山復活教会の見どころ:尖頭アーチと扇状の下見板

日本聖公会中部教区飯山復活教会は切妻造の妻入で、棟の上に鐘塔を載せる。正面に立つと、三角の妻面の頂に鐘塔が立ち上がる縦長の構成がよく分かる。

外壁は下見板張で、側面には尖頭アーチの窓が並ぶ。玄関ポーチの入口も尖頭アーチ形につくり、石粒を表面に見せる洗い出しで仕上げている。

ポーチまわりでは、下見板を扇状に張っている。水平に重ねるのが普通の下見板を、アーチに沿って放射状に張った部分で、近づいて見上げたい細部である。

内部は単廊式で、会衆席と前室、祭壇などを配す。文化庁によると、会衆席と前室は建築当初から畳敷であった。靴を脱いで畳に座って礼拝する形が、雪国の町の教会として最初から選ばれていたことになる。

日本聖公会中部教区飯山復活教会の見学方法

日本聖公会中部教区飯山復活教会は現在も礼拝に使われている。教区の公式サイトによると、日曜日の午前10時30分から聖餐式またはみ言葉の礼拝がある。

教会に用がある場合は事前に連絡するよう、教区は案内している。問い合わせ先は、教区の問い合わせフォーム、または中部教区センター(052-858-1007)である。外観は、教会の前の道から眺められる。

交通は、JR飯山線北飯山駅から徒歩約6分、JR飯山駅から徒歩約20分。上信越自動車道豊田飯山インターチェンジから車で約10分で、駐車場がある。

Q&A

Q日本聖公会中部教区飯山復活教会はいつ建てられたのですか?
A昭和7年(1932年)に建てられ、平成16年(2004年)に増築されています。
Q日本聖公会中部教区飯山復活教会の特徴は?
A切妻造妻入で棟上に鐘塔を載せ、下見板張の外壁に尖頭アーチの窓を並べます。玄関ポーチの入口は尖頭アーチ形の洗い出し仕上げです。
Q日本聖公会中部教区飯山復活教会の中は畳敷ですか?
Aはい。文化庁によると、会衆席と前室は建築当初から畳敷でした。
Q飯山復活教会は見学できますか?
A現役の教会で、日曜日の午前10時30分から礼拝があります。そのほかの訪問は、事前に教区へ連絡してください。
Q飯山復活教会への行き方は?
AJR北飯山駅から徒歩約6分、JR飯山駅から徒歩約20分です。駐車場があります。

基本情報

名称日本聖公会中部教区飯山復活教会(にほんせいこうかいちゅうぶきょうくいいやまふっかつきょうかい)
所在地長野県飯山市大字飯山2278-イ-1
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成29年(2017年)10月27日登録
員数1棟
寸法木造平屋建、鉄板葺、建築面積111平方メートル
所有者宗教法人日本聖公会中部教区
公開状況現役の教会。日曜日午前10時30分から礼拝

参考文献

文化庁 国指定文化財等データベース「日本聖公会中部教区飯山復活教会」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00011958
文化遺産オンライン「日本聖公会中部教区飯山復活教会」
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/275422
日本聖公会中部教区「飯山復活教会」
https://nskk-chubu.org/church/13iiyama/

最終更新日: 2026.09.27