金具屋別館臨仙閣浴堂とは

金具屋別館臨仙閣浴堂は、長野県下高井郡山ノ内町平穏の渋温泉にある昭和4年(1929年)の旅館別館の浴場建築で、平成23年(2011年)10月28日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「かなぐやべっかんりんせんかくよくどう」。

文化庁の記録では、東西に棟を通す切妻造の鉄板葺で、棟際に煙出し風の小屋根を載せ、南北に下屋を付ける。木造平屋建、建築面積75平方メートル。登録番号は20-0414である。

本館の東、小路の向こうに建つ浴堂

文化庁の記録によれば、金具屋別館臨仙閣浴堂は臨仙閣本館の東に小路を挟んで建つ。建物の中ほどに中廊下を通し、その南北に男女の浴室を振り分けている。

大浴場の内部には、円柱に虹梁を渡し、皿斗付きの大斗肘木を載せ、小屋を叉首組で組むなど、寺院の仏堂を思わせる意匠が用いられている。金具屋別館臨仙閣浴堂は、実用の浴場に寺院建築の部材をそろえて持ち込んだ建物である。

登録有形文化財としての価値

文化庁は金具屋別館臨仙閣浴堂を「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録した。記録の中心は、浴場という実用の建物に円柱・虹梁・組物といった仏堂風の部材を用いた大浴場の意匠である。

見どころ

金具屋別館臨仙閣浴堂の外観では、棟の上に載る煙出し風の小屋根と、南北に張り出す下屋の屋根に目を留めたい。切妻の大屋根の上に一段小さな屋根が重なる形は、外から見ても浴場の建物であることを示している。

金具屋別館臨仙閣浴堂の西には、小路を挟んで同じ昭和4年(1929年)の臨仙閣本館が建つ(文化庁)。

見学について

金具屋の公式サイトの浴場案内に金具屋別館臨仙閣浴堂は含まれておらず、入浴や内部見学の受け入れについて公的な案内は確認できなかった。外観は小路の側から見られる。

Q&A

Q金具屋別館臨仙閣浴堂はどんな建物ですか?
A昭和4年(1929年)に建てられた木造平屋の浴場で、中廊下で男女の浴室を南北に分けています(文化庁)。
Q金具屋別館臨仙閣浴堂で入浴できますか?
A金具屋の公式サイトの浴場案内には含まれておらず、入浴や見学について公的な案内は確認できませんでした。
Q金具屋別館臨仙閣浴堂の内部の見どころは?
A円柱に虹梁を渡し、皿斗付きの大斗肘木を載せた仏堂風の意匠です(文化庁)。
Q金具屋別館臨仙閣浴堂はどこにありますか?
A長野県山ノ内町平穏の渋温泉にあり、臨仙閣本館の東に小路を挟んで建っています(文化庁)。
Q金具屋別館臨仙閣浴堂が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成23年(2011年)10月28日です(文化庁)。

基本情報

名称金具屋別館臨仙閣浴堂(かなぐやべっかんりんせんかくよくどう)
所在地長野県下高井郡山ノ内町大字平穏2145-3他
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成23年(2011年)10月28日登録
員数1棟
寸法木造平屋建、鉄板葺、建築面積75㎡
所有者有限会社金具屋ホテル
公開状況内部の公開案内なし(外観は通りから見学可)

参考文献

金具屋別館臨仙閣浴堂(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00009017
浴場一覧(歴史の宿 金具屋)
https://kanaguya.com/onsen/spring

最終更新日: 2026.10.29