般若寺楼門とは

般若寺楼門は、奈良県奈良市般若寺町にある文永年間(1264年から1274年)ごろの一間一戸の珍しい楼門で、昭和28年(1953年)3月31日に国の国宝に指定された(文化庁)。読みは「はんにゃじろうもん」。

一間一戸の般若寺楼門
一間一戸の般若寺楼門Hamachidori / CC BY-SA 3.0 / Wikimedia Commons

文化庁の記録では、一間一戸の楼門で、入母屋造・本瓦葺。指定番号は00122である。

文化庁の記録では、これに先立つ明治36年(1903年)4月15日の指定日も記されている。これは旧法による指定の日付である。

大仏様の影響を受けた楼門

文化庁の解説によれば、般若寺は高句麗の僧慧潅法師が精舎「般若台」を開いたのに始まり、のちに聖武天皇が伽藍を整えて勅願寺としたと伝える。鎌倉時代に復興され、建長5年(1253年)ごろに石造十三重塔が完成し、文永4年(1267年)には叡尊の発願による文殊像が供養された。楼門の建立も文永ごろと考えられる(文化庁)。

一間一戸の珍しい楼門で、上階は桁行三間・梁間二間とする(文化庁)。ほとんど和様からなるが、肘木と実肘木に大仏様の影響を受けた繰形をもち、ことに肘木の鼻に繰形をもつのは類例の少ない手法である。

国宝としての価値

文化庁は、全体に形態がよく整い、意匠的にも優秀な遺構で、鎌倉時代における異色ある楼門であるとしている。

見どころ

一間一戸の楼門の姿と、肘木の鼻に施した大仏様の繰形が見どころである(文化庁)。

見学について

般若寺が所有する(文化庁)。拝観の時間と拝観料について、公的な案内は確認できなかった。楼門・経蔵・十三重塔は般若寺のページにまとめている。

Q&A

Q般若寺楼門はいつ建てられましたか?
A文永年間(1264年から1274年)ごろと考えられています(文化庁)。
Qどんな門ですか?
A一間一戸の楼門で、入母屋造・本瓦葺です(文化庁)。
Q珍しい点は?
A肘木の鼻に大仏様の影響を受けた繰形をもつ点です(文化庁)。
Q国宝に指定されたのは?
A昭和28年(1953年)です(文化庁)。
Q般若寺楼門が国宝に指定されたのはいつですか?
A昭和28年(1953年)3月31日です(文化庁)。

基本情報

名称般若寺楼門(はんにゃじろうもん)
所在地奈良県奈良市般若寺町
指定区分国宝(建造物)
指定年昭和28年(1953年)3月31日国宝指定
員数1棟
寸法一間一戸楼門、入母屋造、本瓦葺
所有者般若寺
公開状況拝観の公的な案内なし

参考文献

般若寺楼門(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/102/2498

最終更新日: 2026.10.23