中井家住宅主屋とは

中井家住宅主屋は、奈良県御所市南中町にある寛政4年(1792年)の町家の主屋で、平成19年(2007年)10月2日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「なかいけじゅうたくしゅおく」。

文化庁の記録では、木造平屋建、瓦葺で、建築面積130平方メートル。登録番号は29-0122である。

南中町通りに東面する町家

中井家住宅主屋は、南中町通りに東を向けて建つ、間口6間半・奥行5間の町家である(文化庁)。屋根は切妻造の本瓦葺で、南側には一段低い屋根の落棟が付く。

内部は、南側がもとは表から奥へ抜ける通り土間で、北側に部屋を2列、計6室並べていた(文化庁)。通りに面して下屋を設けて縁とし、そこに目の粗い格子を立てる。

屋根裏を物置などに使う低い2階を「つし2階」と呼ぶ。中井家住宅主屋ではこのつし2階の外壁を黒漆喰で塗り、軒裏は白漆喰で仕上げて、上下で色を塗り分けている(文化庁)。

登録有形文化財としての価値

文化庁は、つし2階の黒漆喰と軒の白漆喰を塗り分けた外観が特色ある姿を見せているとして、「国土の歴史的景観に寄与しているもの」に登録した。座敷棟・土蔵とともに同じ日に登録された3件のうち、もっとも古い建物である(文化庁)。

寛政4年(1792年)の建築年がはっきりしている点も、この主屋の大切なところである。18世紀末の町家の構え、つまり通り土間と2列の部屋割り、通りに面した縁と格子が、文化庁の記録からたどれる。

見どころ

まず通りの向かい側から、つし2階の黒い壁と軒裏の白の境目を見たい。上下で色を変えた漆喰の対比が、中井家住宅主屋の正面をつくっている。

視線を下げると、下屋の縁と目の粗い格子が通りとの間を仕切っている。南の端へ回ると、一段低い落棟の屋根が主屋の本瓦葺の屋根に取り付いているのが見える。

見学について

中井家住宅主屋の内部公開について公的な案内は確認できなかった。南中町通りに東面して建つため、外観は通りから見ることができる位置にある。住まいとして使われている可能性が高いので、門口や格子に近づきすぎず、通りの反対側から静かに眺めたい。

Q&A

Q中井家住宅主屋はいつ建てられましたか?
A寛政4年(1792年)です(文化庁)。
Q中井家住宅主屋はどこにありますか?
A奈良県御所市南中町で、南中町通りに東を向けて建っています(文化庁)。
Q中井家住宅主屋の見どころは?
Aつし2階の外壁を黒漆喰、軒を白漆喰で塗り分けた外観と、正面の縁と格子です(文化庁)。
Q中井家住宅主屋は中を見学できますか?
A内部公開について公的な案内は確認できませんでした。外観は通りから見られます。
Q中井家住宅主屋が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成19年(2007年)10月2日です(文化庁)。

基本情報

名称中井家住宅主屋(なかいけじゅうたくしゅおく)
所在地奈良県御所市南中町1234
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成19年(2007年)10月2日登録
員数1棟
寸法木造平屋建、瓦葺、建築面積130㎡、間口6間半・奥行5間
所有者不明(文化庁データベースに記載なし)
公開状況内部の公開情報なし(外観は南中町通りから)

参考文献

中井家住宅主屋(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00006476
奈良県内 登録有形文化財の状況(奈良県)
https://www.pref.nara.jp/secure/324726/itiran.pdf

最終更新日: 2026.10.16