中井家住宅土蔵とは
中井家住宅土蔵は、奈良県御所市南中町にある大正5年(1916年)の土蔵で、平成19年(2007年)10月2日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「なかいけじゅうたくどぞう」。
文化庁の記録では、土蔵造2階建、瓦葺で、建築面積32平方メートル。登録番号は29-0124である。
主屋の南に建つ蔵
中井家住宅土蔵は、主屋の南に建つ土蔵造2階建の東西棟で、規模は桁行4間半・梁間2間である(文化庁)。屋根は切妻造の桟瓦葺とし、北面に瓦葺の庇を付けて、出し入れのための蔵前としている。
外壁は白漆喰塗で、東西の両妻の腰を竪板張、北面の腰を海鼠壁とする(文化庁)。1階は内部を2つに分け、西側を米蔵として使った。
登録有形文化財としての価値
文化庁は、中井家住宅土蔵が主屋とともに歴史的な街路景観を形づくっているとして、「国土の歴史的景観に寄与しているもの」に登録した。大正5年(1916年)の建築で、寛政4年(1792年)の主屋の南に、米を納める蔵を備えた収納の場を加えたものである。
見どころ
白漆喰の壁と、北面の腰の海鼠壁の対比が見どころである(文化庁)。平瓦を張って目地を漆喰で盛り上げる海鼠壁は、雨や火から蔵の足元を守る仕上げで、両妻の竪板張とも違う表情を見せる。
北面の瓦葺の庇は蔵前と呼ばれる作業場をつくる。主屋の黒と白の正面とあわせて見ると、この屋敷が通りに対して見せている顔がわかる。
見学について
文化庁は中井家住宅土蔵を歴史的な街路景観の一部としており、外観は通りから見える位置にあるとみられる。内部公開について公的な案内は確認できなかった。蔵は家の財を納める建物でもあるので、外から壁と屋根を眺めるにとどめたい。
Q&A
- 中井家住宅土蔵はいつ建てられましたか?
- 大正5年(1916年)です(文化庁)。
- 中井家住宅土蔵はどこにありますか?
- 奈良県御所市南中町の中井家住宅の敷地で、主屋の南に建っています(文化庁)。
- 中井家住宅土蔵の見どころは?
- 白漆喰の外壁と、北面の腰の海鼠壁、両妻の竪板張です(文化庁)。
- 中井家住宅土蔵は何に使われていましたか?
- 1階を二分して西側を米蔵としていました(文化庁)。
- 中井家住宅土蔵が登録有形文化財になったのはいつですか?
- 平成19年(2007年)10月2日です(文化庁)。
基本情報
| 名称 | 中井家住宅土蔵(なかいけじゅうたくどぞう) |
|---|---|
| 所在地 | 奈良県御所市南中町1234 |
| 指定区分 | 登録有形文化財(建造物) |
| 指定年 | 平成19年(2007年)10月2日登録 |
| 員数 | 1棟 |
| 寸法 | 土蔵造2階建、瓦葺、建築面積32㎡、桁行4間半・梁間2間 |
| 所有者 | 不明(文化庁データベースに記載なし) |
| 公開状況 | 内部の公開情報なし(外観は通りから) |
参考文献
- 中井家住宅土蔵(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00006478
- 奈良県内 登録有形文化財の状況(奈良県)
- https://www.pref.nara.jp/secure/324726/itiran.pdf
最終更新日: 2026.10.16