北條家住宅長屋門とは

北條家住宅長屋門(ほうじょうけじゅうたくながやもん)は、新潟県佐渡市泉の北條家の屋敷の入口に建つ江戸時代末期の茅葺の長屋門で、平成18年(2006年)10月18日に登録有形文化財となった。登録番号は15-0223である。

敷地の東の辺に寄せて、東を向いて建つ。木造平屋建で、屋根は寄棟造の茅葺、建築面積は60平方メートルある。北條家住宅の建物のうち、通りに面しているのはこの長屋門だけである。

茅葺の門としては大きな規模

北條家住宅長屋門の規模は桁行7間、梁間2間半。文化庁の解説は、茅葺の門としては比較的大きな部類に入ると述べている。

正面には窓を1つも開けていない。飾りを抑えたこの質素な構えが、農家の屋敷の表構えをかたちづくっている点が評価され、「国土の歴史的景観に寄与しているもの」の基準で登録された。

北條家は医業を営む一方で泉の地主でもあった。通りから見えるのは、窓のない壁と大きな茅の屋根だけで、北條家住宅長屋門は医家というより村の有力な農家の門構えとして道に向き合っている。

門の内部と建築の年代

北條家住宅長屋門は、中央の幅1間半を通路とし、その両脇に土間2室を配する。床を張らない土間の部屋は、農具や収穫物を扱う作業の場として使いやすいつくりである。

年代については資料によって示し方が異なる。文化庁のデータベースは「江戸末期」とする。佐渡市は、小屋裏から天保年間(1830年から1844年)の祈祷札が見つかったことを挙げ、北條家住宅長屋門の建築は19世紀初めまでさかのぼると考えられるとしている。祈祷札の年代は、少なくともその時期には門が建っていたことを示す。

見学方法

北條家住宅長屋門は通りに面しているので、茅葺の門構えは公道から見ることができる。窓のない正面と、その上に大きく載る寄棟の茅屋根が、道から眺めたときの見どころになる。

門の内部の土間は公開されていない。また佐渡市は、令和8年(2026年)9月中旬から主屋の工事を行うため、敷地内への立ち入りを控えるよう求めている。北條家住宅長屋門の通路をくぐって内側へ入ることはせず、道から眺めるにとどめたい。

Q&A

Q北條家住宅長屋門はいつ建てられましたか。
A文化庁のデータベースでは江戸末期です。佐渡市は、小屋裏にあった天保年間(1830年から1844年)の祈祷札から、19世紀初めまでさかのぼると考えています。
Q北條家住宅長屋門の大きさはどれくらいですか。
A桁行7間、梁間2間半の木造平屋建で、建築面積は60平方メートルです。茅葺の門としては比較的大きな規模です。
Q北條家住宅長屋門の内部はどうなっていますか。
A中央の幅1間半が通路で、その両脇に土間2室があります。内部は公開されていません。
Q北條家住宅長屋門が登録有形文化財になったのはいつですか。
A平成18年(2006年)10月18日です。登録番号は15-0223で、「国土の歴史的景観に寄与しているもの」の基準で登録されました。
Q北條家住宅長屋門は外から見られますか。
A通りに面して建つので、外観は公道から見られます。佐渡市は令和8年(2026年)9月中旬から敷地内への立ち入りを控えるよう求めています。

基本データ

名称北條家住宅長屋門(ほうじょうけじゅうたくながやもん)
所在地新潟県佐渡市泉乙33
指定区分登録有形文化財(建造物) 登録番号 15-0223
指定年平成18年(2006年)10月18日登録
員数1棟
寸法木造平屋建、茅葺、建築面積60平方メートル
所有者個人
公開状況内部は非公開(外観は通りから見られる)

参考文献

国指定文化財等データベース 北條家住宅長屋門(文化庁)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00005806
文化遺産オンライン 北條家住宅長屋門(文化庁)
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/185713
国登録 有形文化財:北條家住宅(佐渡市)
https://www.city.sado.niigata.jp/site/bunkazai/4963.html
国指定 重要文化財:北條家住宅(佐渡市)
https://www.city.sado.niigata.jp/site/bunkazai/4924.html

最終更新日: 2026.09.28