妙壽寺経蔵とは

妙壽寺経蔵は、大分県豊後高田市金谷町にある江戸時代中期(18世紀前期)の経蔵で、平成30年(2018年)3月27日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「みょうじゅじきょうぞう」。

文化庁の記録では、土蔵造平屋建、瓦葺で、建築面積51平方メートル、輪蔵付。登録番号は44-226である。

土蔵造の堂と八角の輪蔵

妙壽寺経蔵は本堂の南に東面して建つ(文化庁)。方三間の土蔵造で、正面に一間の向拝を付け、屋根は宝形造とする。外壁は柱や内法長押の形まで漆喰で作り出し、軒まで塗り込めている。

内部は床に磚を敷き、格天井に天井画を描く(文化庁)。中央には八角形の輪蔵を据える。豊後高田市によれば、経蔵は経典や仏教の書物を収める建物で、輪蔵は回転する書架に経典などを納める仕組みである。妙壽寺の諸堂のなかで最も古い建物とみられている。

登録有形文化財としての価値

文化庁は、正面の両脇の間に花頭窓を開け、丸桁に唐草の鏝絵を施した特徴ある外観を評価し、「造形の規範となっているもの」として登録した。

豊後高田市は、正面入口や向拝の柱にベンガラ・胡粉・青色顔料の痕が残ることから、建築当初は彩色されていたと考えられるとし、屋根の装飾や大壁の鏝絵など、造作は極めて精緻で壮麗であると評している。

見どころ

正面に立ったら、入口の両脇の花頭窓と、軒下の丸桁に描き出された唐草の鏝絵を探したい(文化庁)。漆喰で柱や長押の形を作った外壁は、木の堂を土で包み込んだような表情を見せる。向拝の柱には、当初の彩色の名残とされる顔料の痕がある(豊後高田市)。

見学について

妙壽寺経蔵は本堂の南に隣接して建つ(豊後高田市)。輪蔵や天井画のある内部の公開について、公的な案内は確認できなかった。

Q&A

Q妙壽寺経蔵はいつ建てられましたか?
A江戸時代中期で、豊後高田市は18世紀前期とみています。妙壽寺の建物のなかで最も古いとされます。
Q妙壽寺経蔵の中には何がありますか?
A中央に八角形の輪蔵が据えられ、天井は格天井で天井画が描かれています(文化庁)。
Q妙壽寺経蔵の見どころは?
A正面両脇の花頭窓と、丸桁に施された唐草の鏝絵です(文化庁)。
Q妙壽寺経蔵の内部は見学できますか?
A内部の公開について公的な案内は確認できませんでした。
Q妙壽寺経蔵が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成30年(2018年)3月27日です(文化庁)。

基本情報

名称妙壽寺経蔵(みょうじゅじきょうぞう)
所在地大分県豊後高田市金谷町598-1
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成30年(2018年)3月27日登録
員数1棟
寸法土蔵造平屋建、瓦葺、建築面積51㎡、輪蔵付
所有者宗教法人妙壽寺
公開状況内部公開の案内なし

参考文献

妙壽寺経蔵(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00012263
妙壽寺本堂他4件の建造物が国登録有形文化財に登録されました!(豊後高田市)
https://www.city.bungotakada.oita.jp/site/bunkazai/2251.html

最終更新日: 2026.10.20