参道の途中に立つ表門

洞松寺二ノ門は、岡山県小田郡矢掛町横谷の洞松寺の参道に建つ表門で、江戸末期に建てられ、平成23年(2011年)7月25日に国の登録有形文化財に登録された。山門から北へ250メートルの参道上にあり、桁行3.0メートル、梁間2.7メートル、屋根は切妻造の本瓦葺である。所在地の地番は横谷字舟木谷3774-1で、境内とは番地が異なる。

側面に仏壇を抱く、特異な門

正面と背面は角柱を虹梁でつなぐ。側面は腰から下を開け放ち、上部は柱筋の外側を壁とし、その内側を奥行きの浅い仏壇とする。門でありながら、両側の壁の内側に仏を祀る棚を持つ形である。

さらに、軒先まで漆喰で塗り込める。木部を見せずに白く塗り包むのは、門としては珍しい仕上げである。文化庁は洞松寺二ノ門を、特異な形式で風格のある表門と評価している。

見どころ

谷の奥へ向かう参道を進むと、洞松寺二ノ門が現れる。境内の建物群よりずっと手前にあるため、ここが寺の最初の関門になる。門の先に続く250メートルの参道を歩くうちに、少しずつ伽藍が近づいてくる。

門をくぐる前に側面へ回りたい。柱筋の外側の壁と、その内側の浅い仏壇の関係は、横から見て初めて分かる。軒先まで白く塗り込めた姿は、晴れた日には谷の緑を背にくっきり浮かぶ。

二ノ門の見学方法

二ノ門は参道上にあり、外から自由に見られる。撮影も外からなら気兼ねなくできる。仏壇には手を触れず、門の漆喰にも寄りかからないようにする。境内まではここから徒歩で数分である。

Q&A

Q洞松寺二ノ門はどこにありますか。
A洞松寺の山門から北へ250メートルの参道上にあります。地番は矢掛町横谷字舟木谷3774-1で、境内より手前に建っています。
Q洞松寺二ノ門の特徴は何ですか。
A側面の腰から下を開け放ち、上部の壁の内側を浅い仏壇とする形式と、軒先まで漆喰で塗り込めた仕上げです。文化庁は特異な形式で風格のある表門と評価しています。
Q洞松寺二ノ門はいつ建てられましたか。
A江戸末期です。平成23年(2011年)7月25日に国の登録有形文化財に登録されました。
Q洞松寺二ノ門の大きさはどのくらいですか。
A桁行3.0メートル、梁間2.7メートルで、屋根は切妻造の本瓦葺です。
Q洞松寺二ノ門は自由に見学できますか。
A参道上にあるため、外から自由に見られます。側面の仏壇には手を触れないようにしてください。

基本情報

名称洞松寺二ノ門(とうしょうじにのもん)
所在地岡山県小田郡矢掛町横谷字舟木谷3774-1
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成23年(2011年)7月25日登録
員数1棟
寸法桁行3.0メートル、梁間2.7メートル
所有者宗教法人洞松寺
公開状況参道上にあり自由に見学可

参考文献

国指定文化財等データベース(文化庁)「洞松寺二ノ門」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00008771
矢掛町教育委員会「矢掛の文化財」国指定・登録文化財(洞松寺)
https://bunkazai.yakage-kyouiku.info/shiteibunkazai/nicp

最終更新日: 2026.09.24