新井ビルとは

新井ビルは、大阪府大阪市中央区今橋にある大正11年(1922年)のもと銀行の店舗で、平成9年(1997年)7月15日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「あらいびる」。

文化庁の記録では、鉄筋コンクリート造地上4階地下1階建で、建築面積254平方メートル。登録番号は27-0021である。

ドリス式の柱が並ぶ旧銀行

新井ビルは、もと銀行の店舗として建てられた鉄筋コンクリート造4階建のビルで、1階正面の玄関部分に4本のドリス式の柱を並べた重厚な外観になる(文化庁)。内部は中央を吹き抜けとし、2階の周囲に個室、3階以上を事務室とする。設計は河合浩蔵、施工は清水組である。

大阪市によれば、報徳銀行の大阪支店として建てられ、昭和9年(1934年)に新井家が取得して新井証券を創業した。戦後はテナントビルとなり、平成17年(2005年)に菓子店「五感」が本館を構えて、元の営業室の吹き抜けを店舗に生かしている。

登録有形文化財としての価値

文化庁は、ドリス式の柱を並べた重厚な外観の銀行建築として、「造形の規範となっているもの」に登録した。大阪市は、装飾を幾何学的に簡略化したモダンな意匠に、当時の新しいヨーロッパの潮流がうかがえるとする。

見どころ

1階正面のドリス式の4本の柱と、店舗に生かされた旧営業室の吹き抜けに注目したい(文化庁、大阪市)。

見学について

1階には菓子店が入っており、店舗として利用できる(大阪市)。営業時間は店舗の案内を確認したい。

Q&A

Q新井ビルはいつ建てられましたか?
A大正11年(1922年)です(文化庁)。
Q新井ビルはもとは何の建物ですか?
A報徳銀行の大阪支店です(大阪市)。
Q新井ビルの設計者は?
A河合浩蔵で、施工は清水組です(文化庁)。
Q新井ビルには入れますか?
A1階に菓子店が入っています(大阪市)。
Q新井ビルが登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成9年(1997年)7月15日です(文化庁)。

基本情報

名称新井ビル(あらいびる)
所在地大阪府大阪市中央区今橋2-1-1
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成9年(1997年)7月15日登録
員数1棟
寸法鉄筋コンクリート造地上4階地下1階建、建築面積254㎡
所有者新井株式会社
公開状況1階に菓子店(店舗として利用可)

参考文献

新井ビル(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00000256
新井ビル[旧報徳銀行大阪支店](大阪市 生きた建築ミュージアム)
https://www.city.osaka.lg.jp/toshiseibi/cmsfiles/contents/0000266/266754/Arai_building.pdf

最終更新日: 2026.10.16