大道旧山本家住宅蔵とは

大道旧山本家住宅蔵は、大阪府南河内郡太子町山田にある昭和27年(1952年)建築の2階建の土蔵で、平成15年(2003年)9月19日に国の登録有形文化財に登録された。登録番号は27-0267で、主屋と離れの登録から1年あまり遅れて、第38回の登録で加わった。

土蔵造2階建の瓦葺で、建築面積は37平方メートル。屋敷の中央に建つ大和棟の主屋から見て東の方に、棟を東西に通して建っている。

腰板と水切瓦の外観

文化庁のデータベースによれば、規模は桁行5間・梁間2間で、屋根は切妻造の桟瓦葺、長い側面に入口を設けた平入の2階建土蔵である。

壁は下部を板張りの腰板とし、上部を白い漆喰で塗り上げる。その漆喰壁の途中に、持送りで支えた大きな水切瓦をぐるりと廻しているのが、この蔵のいちばんの特徴として挙げられている。水切瓦は壁を伝う雨水を外へ逃がして土壁を守るための瓦で、腰の板張りとあわせ、壁を雨から守る仕立てがそのまま外観になっている。

建て替えられた蔵と消えた米蔵

太子町の説明では、大道旧山本家住宅蔵は昭和27年に建て替えられたもので、当初は広場を囲んで、ほかに2棟の米蔵があった。米蔵は残っておらず、蔵として建つのはこの1棟である。

戦後まもない時期の建築でありながら、土蔵造に漆喰と水切瓦という伝統的な仕様で建てられている。登録基準は主屋と同じ「国土の歴史的景観に寄与しているもの」で、竹内街道沿いの屋敷構えを形づくる1棟として評価された。

大道旧山本家住宅蔵の見どころ

正面から少し離れて立ち、壁を上下に分ける水切瓦の線を見たい。瓦の下に並ぶ持送りが、張り出した瓦の重さを受けている。腰の板張りと上部の漆喰の境も、水切瓦の高さとあわせて見ると、外壁の構成がよく分かる。

蔵の前のあたりは、かつて米蔵が囲んでいた広場にあたる。主屋の東側に開けたこの一角に立つと、3棟の蔵が並んでいたころの屋敷の広がりを思い描ける。

大道旧山本家住宅蔵の見学

大道旧山本家住宅蔵の外観は、開館日に屋敷の中から見ることができる。蔵の内部が公開されているかについて公式の案内は見当たらないため、見たい場合は受付で尋ねるとよい。撮影についても案内はない。2026年8月時点では、太子町が設備の不具合による臨時休館を案内しているので、開館日と行き方は大道旧山本家住宅のページで確かめてから出かけたい。

Q&A

Q大道旧山本家住宅蔵はいつ建てられましたか?
A昭和27年(1952年)に建て替えられた土蔵です。もとは広場を囲んで、ほかに2棟の米蔵がありました。
Q大道旧山本家住宅蔵の外観の特徴は何ですか?
A腰を板張りとし、上部の漆喰壁に持送り付きの大きな水切瓦を廻している点です。屋根は切妻造の桟瓦葺です。
Q大道旧山本家住宅蔵の大きさはどれくらいですか?
A桁行5間・梁間2間の2階建で、建築面積は37平方メートルです。
Q大道旧山本家住宅蔵はいつ登録有形文化財になりましたか?
A平成15年(2003年)9月19日に登録されました。主屋と離れより1年あまり後の追加で、登録基準は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」です。
Q大道旧山本家住宅蔵の中に入れますか?
A蔵の内部の公開について公式の案内はありません。外観は開館日に屋敷の中から見られるので、内部を見たい場合は受付で尋ねてください。

基本情報

名称大道旧山本家住宅蔵(だいどうきゅうやまもとけじゅうたくくら)
所在地大阪府南河内郡太子町山田1797
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成15年(2003年)登録
員数1棟
寸法建築面積37平方メートル(土蔵造2階建、瓦葺)
所有者太子町
公開状況外観は開館日に見学可、内部の公開は案内なし(2026年秋時点で臨時休館中)

参考文献

国指定文化財等データベース(文化庁)大道旧山本家住宅蔵
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00003574
文化遺産オンライン 大道旧山本家住宅蔵
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/116454
太子町 大道旧山本家住宅
https://www.town.taishi.osaka.jp/shisetsuguide/1362549975155.html
大阪文化財ナビ 大道旧山本家住宅
https://osaka-bunkazainavi.org/bunkazai/%E5%A4%A7%E9%81%93%E6%97%A7%E5%B1%B1%E6%9C%AC%E5%AE%B6%E4%BD%8F%E5%AE%85

最終更新日: 2026.10.02