天理教北阪分教会欄干とは

天理教北阪分教会欄干は、大阪府柏原市片山町の天理教北阪分教会の敷地南側にある昭和14年(1939年)頃のコンクリート造の欄干で、平成17年(2005年)に登録有形文化財となった。

読みは「らんかん」。敷地の南側でアプローチに沿って延び、延長は13メートル、高さは57センチメートルある。腰より低い、足もとに近い高さの工作物だ。

土台の上に円柱を並べて立て、その上に手摺を渡す形式をとる。

天理教北阪分教会欄干が登録された理由

天理教北阪分教会欄干は平成17年(2005年)7月12日に登録有形文化財として登録された。登録番号は27-0320、登録基準は「再現することが容易でないもの」である。

文化庁のデータベースでは、天理教北阪分教会欄干の種別は建築物ではなく「その他工作物」とされ、員数も「棟」ではなく「1所」で数えられている。敷地の4件のうち、建物でないのはこの欄干だけである。

それでも登録を受けたのは、教職舎などと同じ「モーラ式構成網」という特殊な金網を用いたコンクリート造だからだ。文化庁の解説は、天理教北阪分教会欄干を類例の見られない工法による工作物と位置づけている。

天理教北阪分教会欄干の見どころ

円柱のあいだに現れる金網

天理教北阪分教会欄干でもっとも注目したいのは、円柱と円柱のあいだに金網を露出させている点である。教職舎・離れ・倉庫では、この金網は壁のコンクリートの中にあり、文化庁の解説にも露出しているとは書かれていない。

4件に共通する「モーラ式構成網」が、解説のうえで目に見える形で示されているのは天理教北阪分教会欄干だけということになる。建物の壁の中に隠れた工法を、欄干が表に出して見せている格好だ。

アプローチに沿う低い構え

高さ57センチメートルという寸法は、人の動きをさえぎる柵というより、通路の縁を示す手摺に近い。敷地に入る人の目線より下にあり、アプローチの線をなぞるように13メートル続く。

天理教北阪分教会欄干の見学方法

天理教北阪分教会欄干は一般公開されていない。天理教北阪分教会欄干が沿う敷地南側のアプローチも私有地の内側にあり、立ち入ることはできない。

高さが57センチメートルと低いため、塀や植栽があれば外からは隠れやすい。周囲の道路から天理教北阪分教会欄干が見えるかどうかは、公開資料では確認できていない。訪れる場合は公道にとどまり、撮影も公道からに限りたい。

Q&A

Q天理教北阪分教会欄干の大きさはどのくらいですか?
A天理教北阪分教会欄干は延長13メートル、高さ57センチメートルのコンクリート造の欄干です。
Q天理教北阪分教会欄干で「モーラ式構成網」の金網は見えますか?
A文化庁の解説によれば、天理教北阪分教会欄干は円柱のあいだに金網を露出させています。ただし一般公開されていないため、実物を間近に見ることはできません。
Q天理教北阪分教会欄干はなぜ「1棟」ではなく「1所」と数えられているのですか?
A文化庁のデータベースで天理教北阪分教会欄干の種別が建築物ではなく「その他工作物」とされており、員数も「1所」と記録されているためです。
Q天理教北阪分教会欄干は敷地のどこにありますか?
A天理教北阪分教会欄干は天理教北阪分教会の敷地南側にあり、アプローチに沿って延びています。
Q天理教北阪分教会欄干はいつ造られ、いつ登録有形文化財になりましたか?
A天理教北阪分教会欄干の年代は昭和14年(1939年)頃とされ、平成17年(2005年)7月12日に登録有形文化財として登録されました。登録番号は27-0320です。

基本情報

名称天理教北阪分教会欄干
所在地大阪府柏原市片山町1-19
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成17年(2005年)登録
員数1所
寸法コンクリート造、延長13メートル、高さ57センチメートル
所有者個人
公開状況一般公開なし

参考文献

国指定文化財等データベース(文化庁): 天理教北阪分教会欄干
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00004787
文化遺産オンライン: 天理教北阪分教会欄干
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/117867
柏原市: 天理教北阪分教会(文化財課)
https://www.city.kashiwara.lg.jp/docs/2014082300116/

最終更新日: 2026.09.17