天理教北阪分教会倉庫とは
天理教北阪分教会倉庫は、大阪府柏原市片山町の天理教北阪分教会にある昭和14年(1939年)頃の倉庫で、昭和20年代(1945〜1954年)の増築を経た木造2階建の建物として、平成17年(2005年)に登録有形文化財となった。
読みは「そうこ」。文化庁の解説によれば、教職舎の西側に建つ。東西に棟を通した切妻造の2階建で、屋根は教職舎と同じ緑釉瓦で葺かれている。建築面積は104平方メートル。
天理教北阪分教会倉庫が登録された理由
天理教北阪分教会倉庫は平成17年(2005年)7月12日に登録有形文化財として登録された。登録番号は27-0319、登録基準は「再現することが容易でないもの」である。
ほかの3件と同じく、天理教北阪分教会倉庫の壁体は「モーラ式構成網」という特殊な金網を用いたコンクリート造である。倉庫という実用の建物にも、この工法が用いられている。
もうひとつの特徴は、建物が姿を変えてきた経緯を自らの壁に残していることだ。文化庁のデータベースは年代を「昭和14頃/昭和20代増築」と記録しており、4件のなかで改変の時期が明記されているのは天理教北阪分教会倉庫だけである。
天理教北阪分教会倉庫の見どころ
妻壁に残る当初の姿
文化庁の解説によると、天理教北阪分教会倉庫は当初、ヴォールト天井をもつ主体部の南側に下屋を付けた平屋建だった。その形の痕跡が妻壁、つまり切妻屋根の三角形の側の壁に残っている。
現在の2階建の姿と、壁に残る平屋の輪郭を重ねて見ると、建てられた当時の倉庫がどれほど低く、どのような屋根の形をしていたかを読み取る手がかりになる。痕跡の位置と形は、現地で妻壁を見るときの注目点になる。
出入口のコリント式柱頭飾
1階の出入口の両脇には柱が立ち、その頭部にコリント式の柱頭飾が付けられている。コリント式はアカンサスの葉を彫り出した西洋古典建築の柱頭で、緑釉瓦の和風の屋根との取り合わせが天理教北阪分教会倉庫の見せ場になっている。
倉庫の入口に古典様式の飾りを据える手法は、教職舎のコーニスや離れの洋風高欄風の飾りと同じ方向を向いている。
天理教北阪分教会倉庫の見学方法
天理教北阪分教会倉庫は一般公開されておらず、内部も敷地も立ち入ることができない。
天理教北阪分教会倉庫は教職舎の西側に位置するが、周囲の道路から妻壁の痕跡や出入口の柱頭飾が見えるかどうかは、公開資料では確認できていない。訪れる場合は公道から外観をうかがうにとどめ、撮影も公道からに限りたい。
Q&A
- 天理教北阪分教会倉庫ははじめから2階建でしたか?
- いいえ。文化庁の解説によれば、天理教北阪分教会倉庫は当初、ヴォールト天井の主体部の南に下屋を設けた平屋建で、その痕跡が妻壁に残っています。データベースの年代欄には昭和20年代(1945〜1954年)の増築が記録されています。
- 天理教北阪分教会倉庫は敷地のどこにありますか?
- 天理教北阪分教会倉庫は天理教北阪分教会の敷地内で、教職舎の西側に建っています。所在地は大阪府柏原市片山町1-19です。
- 天理教北阪分教会倉庫の入口にある柱の飾りは何ですか?
- 天理教北阪分教会倉庫の1階出入口の両脇の柱には、西洋古典建築のコリント式の柱頭飾が付けられています。
- 天理教北阪分教会倉庫は見学できますか?
- できません。天理教北阪分教会倉庫を含む天理教北阪分教会の建物は一般公開されていません。
- 天理教北阪分教会倉庫はいつ登録有形文化財になりましたか?
- 天理教北阪分教会倉庫は平成17年(2005年)7月12日に登録有形文化財として登録されました。登録番号は27-0319で、木造2階建、建築面積104平方メートルです。
基本情報
| 名称 | 天理教北阪分教会倉庫 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府柏原市片山町1-19 |
| 指定区分 | 登録有形文化財(建造物) |
| 指定年 | 平成17年(2005年)登録 |
| 員数 | 1棟 |
| 寸法 | 木造2階建、瓦葺、建築面積104平方メートル |
| 所有者 | 個人 |
| 公開状況 | 一般公開なし |
参考文献
- 国指定文化財等データベース(文化庁): 天理教北阪分教会倉庫
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00004786
- 文化遺産オンライン: 天理教北阪分教会倉庫
- https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/181006
- 柏原市: 天理教北阪分教会(文化財課)
- https://www.city.kashiwara.lg.jp/docs/2014082300116/
最終更新日: 2026.09.17