中野家住宅主屋(中央1-208)とは

中野家住宅主屋は、滋賀県大津市中央にある明治5年(1872年)の2階建の町家で、平成24年(2012年)8月13日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「なかのけじゅうたくしゅおく」。昭和9年(1934年)に改修を受けている。

文化庁の記録では、木造2階建、瓦葺で、建築面積166平方メートル。登録番号は25-0311である。

通りに西面する町家

中野家住宅主屋は、通りに西面して建つ2階建の町家で、屋根は切妻造の桟瓦葺である(文化庁)。正面は腰を御影石張りとし、2階には虫籠窓を残している。

内部の北半分には、米を運び入れ、運び出すための広い通り土間が奥まで通る(文化庁)。土間の上は天井を張らない吹き放しで、太い梁を組んだ小屋組がそのまま見える。中野家住宅の離れはこの主屋の東半部の北側に、土蔵は後方の中庭の先に建つ。

登録有形文化財としての価値

文化庁は中野家住宅主屋を、昭和初期の軒切り改修を受けた町家の一例とし、「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録した。まちづくり大津の町歩きマップによれば、大津百町では昭和初期に通りの側溝を移す工事があり、通りに面した町家の多くが表側を削る「軒切り」を受けた。この主屋の昭和9年(1934年)の改修は、その時期にあたる。

見どころ

通りから見えるのは、御影石張りの腰と2階の虫籠窓である(文化庁)。軒切りを受けた町家は軒の出が浅く、1階の表構えが通りに近い。中野家住宅主屋の正面に立ったら、2階の窓と1階の石張りの高さの関係を見比べたい。内部の通り土間と吹き放しの小屋組は文化庁の記録で知られるが、公開の案内はない。

見学について

中野家住宅主屋は個人の住まいで、内部の公開について公的な案内は確認できなかった。見学は通りから外観を眺める形になる。撮影の可否についても公的な案内は見当たらない。

Q&A

Q中野家住宅主屋(大津市中央1-208)はいつ建てられましたか?
A明治5年(1872年)の建築で、昭和9年(1934年)に改修を受けています(文化庁)。
Q中野家住宅主屋の見どころは?
A御影石張りの腰と2階の虫籠窓、内部では米の出し入れのための広い通り土間と吹き放しの小屋組です(文化庁)。
Q中野家住宅主屋の「軒切り」とは何ですか?
A昭和初期に大津百町で通りの側溝を移す工事があり、町家の表側を削った改修のことです(まちづくり大津)。文化庁はこの主屋をその一例としています。
Q中野家住宅主屋は見学できますか?
A個人の住まいで、内部公開の案内は確認できませんでした。外観は通りから見られます。
Q中野家住宅主屋が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成24年(2012年)8月13日です(文化庁)。

基本情報

名称中野家住宅主屋(なかのけじゅうたくしゅおく)
所在地滋賀県大津市中央1-208
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成24年(2012年)8月13日登録
員数1棟
寸法木造2階建、瓦葺、建築面積166㎡
所有者不明(文化庁データベースに記載なし)
公開状況個人の住宅(公開の案内なし)

参考文献

中野家住宅主屋(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00009313
中野家住宅主屋(文化遺産オンライン)
https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/269336
大津町家めぐり(まちづくり大津 町歩きマップ #07)
https://www.machidukuri-otsu.jp/machidukuri/wp-content/themes/machidukuri/assets/pdf/07.pdf

最終更新日: 2026.10.20