角家住宅煉瓦造煙突とは

角家住宅煉瓦造煙突は、島根県安来市西荒島町にある明治39年(1906年)頃建造の煉瓦造の煙突で、平成15年(2003年)に国の登録有形文化財に登録された。読みは「すみけじゅうたくれんがぞうえんとつ」。高さは6メートルあり、員数は1基と数える。

角家住宅の4件のうち、建物ではなく工作物として登録されたのがこの角家住宅煉瓦造煙突である。登録番号は32-0017で、文化庁は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」という基準で登録した。

失われた台所の名残

文化庁の解説によると、角家住宅煉瓦造煙突は主屋の西寄りに立つ。建てられた当初は煙突に接して台所があったが、その台所はすでに失われている。いま残るのは煙突だけで、かつて煮炊きをした場所の位置を示す目印になっている。

解説はこの煙突を、台所の近代化を示す遺構と位置づけている。明治39年(1906年)頃の農村の大きな民家が、台所に煉瓦造の煙突を備えていたことを示す実例であり、屋敷構えのかつての姿を伝える一端としても評価された。

上にすぼまる角形の煙突

角家住宅煉瓦造煙突の断面は正方形で、上へ行くほど細くなる。てっぺんにはわずかな飾りを付け、筒の頂部を引き締めている。高さは6メートルで、屋敷の台所に付いていた煙突として残っている。

煙突の見どころは、煉瓦を角形に積み上げながら細く絞っていく、その輪郭にある。頂部の飾りがどのような形かは、文化庁の解説では「若干のアクセント」とだけ書かれている。

角家住宅煉瓦造煙突の見学

角家住宅煉瓦造煙突を含め、角家住宅の公開の案内は見当たらない。敷地には立ち入らず、見学や撮影を望む場合は安来市教育委員会文化課に事前に問い合わせたい。

角家住宅煉瓦造煙突は主屋の西寄りに立ち、敷地の東側にある門長屋からは主屋をはさんだ反対側にあたる。道路から見えるかどうかは確認できていない。行き方と見学の条件は角家住宅のページにまとめた。

Q&A

Q角家住宅煉瓦造煙突は見られますか?
A公開の案内は見当たらず、道路から見えるかどうかも確認できていません。見学や撮影を希望する場合は安来市教育委員会文化課に事前に問い合わせてください。
Q角家住宅煉瓦造煙突はいつ造られましたか?
A明治39年(1906年)頃とされ、主屋と同じ頃に造られました。
Q角家住宅煉瓦造煙突の高さはどれくらいですか?
A高さ6メートルです。断面は正方形で、上へ行くほど細くなります。
Q角家住宅煉瓦造煙突は何に使われていましたか?
A当初は煙突に接して台所がありました。台所はすでに失われ、煙突だけが残っています。
Q角家住宅煉瓦造煙突はなぜ登録されたのですか?
A「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録されました。文化庁は台所の近代化を示す遺構と評価しています。

基本情報

名称角家住宅煉瓦造煙突(すみけじゅうたくれんがぞうえんとつ)
所在地島根県安来市西荒島町字下日白2172
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成15年(2003年)登録
員数1基
寸法高さ6メートル(煉瓦造)
所有者不明(文化庁データベースに記載なし)
公開状況公開の案内なし

参考文献

国指定文化財等データベース(文化庁)角家住宅煉瓦造煙突
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00003694
文化遺産オンライン 角家住宅煉瓦造煙突
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/116574
島根県 登録有形文化財(建造物)一覧
https://www.pref.shimane.lg.jp/life/bunka/bunkazai/shimane/tourokubunkazai2.html
安来市 安来市の文化財(問い合わせ先:教育委員会文化課)
https://www.city.yasugi.shimane.jp/kurashi/bunka/bunkazai/sibunkazai.html

最終更新日: 2026.10.15