角家住宅離れ客間とは
角家住宅離れ客間は、島根県安来市西荒島町にある明治39年(1906年)頃建築の離れで、平成15年(2003年)に国の登録有形文化財に登録された。読みは「すみけじゅうたくはなれきゃくま」。木造平屋建、瓦葺で、建築面積は54平方メートルある。
主屋の南西の隅から渡廊下でつながり、客を迎えるための棟として主屋とは別に建てられている。登録番号は32-0016で、文化庁は主屋と同じく「造形の規範となっているもの」という基準でこの角家住宅離れ客間を登録し、茶室と客間を組み合わせた離れの好例と評価している。
水屋・茶室・客間を一続きに収める
文化庁の解説によると、角家住宅離れ客間の内部には水屋、茶室、客間の3つが配されている。茶の支度をする水屋、茶をふるまう茶室、もてなしの座敷である客間が1棟に収まり、客を迎える場がこの離れの中で完結する構成になっている。
外まわりには縁を北側と東側に巡らせる。さらに北側には、主屋を通らずに出入りできる独立した玄関を設けている。渡廊下で主屋とつながりながら、客は専用の玄関から直接この離れに入れる。日常の暮らしの場である主屋と、客をもてなす場とが、動線のうえでも分けられていたことが分かる。
一段切り上げた屋根
角家住宅離れ客間の屋根は切妻造の桟瓦葺である。茶室と客間の部分だけ屋根を一段切り上げ、水屋などの部分より高くしている。屋根の高さの違いが、そのまま棟の中の部屋の格の違いを表している。
主屋の大きな入母屋造の屋根と比べると、離れ客間の切妻屋根は簡素で軽い。豪壮な主屋の脇に、規模を抑えた端正な離れを添えた屋敷構えになっている。
角家住宅離れ客間の見学
角家住宅離れ客間の茶室や客間が公開されているという案内は見当たらない。個人の住まいの一部として扱い、見学や撮影を望む場合は安来市教育委員会文化課に事前に問い合わせたい。
角家住宅離れ客間は主屋の南西の隅に付く位置にあり、敷地の奥にあたるため、外から見えるかどうかは分からない。行き方と見学の条件は角家住宅のページにまとめた。
Q&A
- 角家住宅離れ客間の茶室は見学できますか?
- 公開の案内は見当たりません。見学や撮影を希望する場合は安来市教育委員会文化課に事前に問い合わせてください。
- 角家住宅離れ客間はいつ建てられましたか?
- 明治39年(1906年)頃とされ、主屋と同じ頃の建築です。
- 角家住宅離れ客間にはどんな部屋がありますか?
- 水屋、茶室、客間の3つがあり、北側と東側に縁が巡ります。北側には独立した玄関もあります。
- 角家住宅離れ客間は主屋とつながっていますか?
- 主屋の南西の隅と渡廊下でつながっています。
- 角家住宅離れ客間の屋根の特徴は何ですか?
- 切妻造の桟瓦葺で、茶室と客間の部分だけ屋根を一段切り上げて高くしています。
基本情報
| 名称 | 角家住宅離れ客間(すみけじゅうたくはなれきゃくま) |
|---|---|
| 所在地 | 島根県安来市西荒島町字下日白2172 |
| 指定区分 | 登録有形文化財(建造物) |
| 指定年 | 平成15年(2003年)登録 |
| 員数 | 1棟 |
| 寸法 | 建築面積54平方メートル(木造平屋建、瓦葺) |
| 所有者 | 不明(文化庁データベースに記載なし) |
| 公開状況 | 公開の案内なし |
参考文献
- 国指定文化財等データベース(文化庁)角家住宅離れ客間
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00003693
- 文化遺産オンライン 角家住宅離れ客間
- https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/183603
- 島根県 登録有形文化財(建造物)一覧
- https://www.pref.shimane.lg.jp/life/bunka/bunkazai/shimane/tourokubunkazai2.html
- 安来市 安来市の文化財(問い合わせ先:教育委員会文化課)
- https://www.city.yasugi.shimane.jp/kurashi/bunka/bunkazai/sibunkazai.html
最終更新日: 2026.10.15